哈士蟆油
《幻の妙薬「至宝三鞭丸」ってナニ?》
☆当薬局の爺様薬剤師が若かりし頃=昭和61年(1986年)に北京の人民大会堂で開催された日本中医薬研究会創立大会に出席した時、膠状の漢方薬とか角砂糖のように冲剤(「お湯割り」で飲みます)、そして至宝三鞭丸のような「蝋皮丸」が町の薬局で販売されているのを見ました。
当時、日本では「蝋皮丸」は食べにくいのと独特の風味なのでナカナカ馴染まれていませんでしたが現地では人気でした。
当薬局で至宝三鞭丸を服用と言いますか食べていた方には懐かしい形の至宝三鞭丸だと思います。
この北京の人民大会堂での日本中医薬研究会創立大会に出席して元気で薬局に出ている薬剤師は、とうとう私だけになってしまいました。
日本中医薬研究会会員はドンドン新陳代謝していき、当薬局のパパさん薬剤師世代が活躍してくれています。
《「蝋皮丸」から「小粒」になった「至宝三鞭丸」》
※左が蝋皮丸(10丸入、そして12丸入に変更)、そして右側が小粒タイプ。
《「蝋皮丸」、丁寧に布張りでガラスの蓋が付いていました》
※きれいなガラス蓋付きの箱でしたので、このように採集した蝶をいれたり小物入れとして使用していました。
《「至宝三鞭丸」に配合されていた「動物性生薬」は・・》
《広州赤狗の雄性器》
《鹿の雄性器》
《膃肭臍の雄性器》
《鹿の成長した角ではなく血液が流れている幼角=鹿茸》
《蟷螂の卵塊=「桑螵蛸」》
※「桑螵蛸」は「頻尿・尿漏れ改善」にも繁用されている動物性生薬です。
《蛤蚧(オオトカゲの雄雌セット)》
《生のオオトカゲの雄雌を酒に漬け込んだ「蛤蚧酒」》
《干した「蛤蚧」》
《「海馬」=タツノオトシゴ》
《海馬(これは当薬局の爺様薬剤師が上海で買った物)》
※当時の上海、平和飯店の宿泊したらラウンジでナゼか千昌夫さんの「北国の春」が大人気中とかで生演奏をバックに上海中医学院の方々は上海語で、爺様薬剤師達は日本語で大合唱となりました。
《現行の「至宝三鞭丸」、残り僅か》
※現行限りの《至宝三鞭丸》=使用期限は「2024.9」までです。
☆当薬局の爺様薬剤師が還暦の時に患った《腰部脊柱管狭窄症》と《変形性膝関節症》から救ったくれた漢方薬の一つが、この「至宝三鞭丸」でした。
慢性疾患と腰や下肢の異常を治癒するためには《補腎(腎機能を元気にする事)》が不可欠です。
《至宝三鞭丸》は《補腎薬》なのです。
爺様薬剤師、発症当時は「松葉杖」に縋っていて、次は「一本杖」、そして今は新幹線からマリンライナーに乗り換えの階段は早く降りられませんが、普通の歩行は問題ありません。
《腰痛》&《関節痛》の治癒には「補腎」+「活血化瘀」が必要です。