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正しい漢方薬・生薬エキスの運用

佐藤宣幸

佐藤宣幸

テーマ:専守防衛=未病先防

《寒さが厳しくなる前に常備薬としての漢方薬・生薬エキス》


婦宝当帰膠 

※古の言葉に『葛根湯医者』という言葉があります、いろいろ多様な高い症状を訴えてもワンパターンで『葛根湯』しか処方しない藪医者と理解される方がいますが、実際は『葛根湯』の応用範囲は驚くほど広いのです。
風邪の初期から下痢、眠気覚まし、肩こり、筋肉痛・・・、と多々ありますが『漢方方剤の決め手』は『病名』ではなく『症状・体質・病の状況』などを弁証して決定するのです。
本来ならば漢方薬の効能に病名は不要なのです。

《葛根湯の成分の一つ=葛の根》


しょうが湯 婦宝当帰膠
※これは『葛の花』=『葛花』、晩夏から秋にかけて野山に行きますと、このような花を見かけます。
この植物の根が『葛根』=『葛』です。

《葛根の効能効果》
漢方的効能は
☆解肌退熱
☆生津止瀉
☆滋潤筋脈

西洋医学的に示しますと
☆解熱作用
☆冠状動脈の拡張
☆脳の血流促進
☆筋肉の緊張緩和
☆発疹緩和
☆下痢治療
☆口渇改善
☆高血圧改善
☆突発性難聴改善

医療用の葛根湯の効能
自然発汗がなく頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症
感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん

※どうですか、葛根湯で応用範囲は広いでしょう、ですから『葛根湯医者』は『藪』ではないですよ。

《葛根湯を飲んではダメな条件》


麦味参顆粒
※こんな『大汗かいている時』だけではなく『脇の下』や『胸元』が既にシットリしている時はダメ!

※必ず『葛根湯』を煎じ以外で飲む時には、『お湯割り』で温かいうちに!、そしてマフラーして一枚上にセーターなどを着て温かくしている事。

《ゾクゾク寒気がするが既に汗ばんでいる時は・・・?》


しょうが湯

しょうが湯
※これは薬局サプリメントとして漢方専門薬局で推奨しています『ホンマモノの葛』に甘草・桔梗・生姜などの生薬、そして精製白砂糖ではなく『三温糖』を加味した本格派。
市販の安価なのは『葛』ではなく『バレイショデンプン』と精製白砂糖、時には『香料』などが添加されています。

☆体力のない方・熟年代の方、ゾクゾクしたり風邪かなっと感じたら、この『しょうが湯』を飲んでみて!

《『葛根湯』を一服、飲みたい時は『セルフ煎じ』でどうぞ》


セルフ煎じ タキザワ
※『葛根湯』はダラダラと漫然服用する漢方薬ではなく『頓服』として必要な時に煎じて飲んで終了。
☆こんな時には『葛根湯1包=1回分=385円(税込)』を当薬局で御自身で煎じて温服して下さい。

☆防風通聖散のように長く飲む必要がある漢方薬は『煎じ』より『エキス顆粒』が便利ですが『葛根湯』とか『桂枝湯』そして『小青龍湯』などは1服~2服程度で効果が体感出来るはずです。

《『冷え』を強く感じる時》


婦宝当帰膠
※平素は『婦宝当帰膠』の「お湯割り」でいいのですが『生理痛が強い』とか『冷えが強い』時には婦宝当帰膠を「お湯割り」にする時に『当帰芍薬散』を煎じた液に婦宝当帰膠を溶かして『美・ワカイン末』を飲んで下さい。
『美・ワカイン』は体を温める薬局サプリメントです。

※詳しい事は当薬局の薬剤師陣にお訊き下さい。
☆婦宝当帰膠と美・ワカインは当薬局で『試飲』出来ますので『『マイベストプロ香川』』を見たと言って下さい。

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佐藤宣幸
専門家

佐藤宣幸(薬剤師)

有限会社 すみれ漢方施薬院薬局

薬剤師の知識の上に、臨床検査技師の知識を重ねた指導ができるのが強み。健康相談にも力を入れていて、訪れる人の多くは食生活の改善をしながら漢方薬を服用すると健康になる場合が多くあります。

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