コラム
プール熱
2018年7月4日 公開 / 2021年2月26日更新
《プール熱(咽頭結膜炎)に注意!》
※『咽頭結膜熱(プール熱)』は、『アデノウイルス』が原因で、プール水を介して人から人へ、流行が拡大することが多いためにプール熱とも呼ばれています。
年間を通して発生しますが、主に6月末頃から夏季にかけて流行します。
《症状》
※咽頭炎(のどの痛み)・結膜炎(目の充血)・39℃前後の発熱が数日から1週間続く。
頭痛、食欲不振が3〜7日続くこともあり、眼の症状としては、目が充血し、涙が多くなり、まぶしがる事があります。
《自宅での養生方》
※アデノウイルスに対する特効薬はありません。
☆効果が期待出来ない抗生剤(ウイルスには無効)をダラダラ服用すると時に、副作用に負けて下痢となり体力を消耗しますので要注意。
《生薬エキスには抗ウイルス作用が期待出来るものがある》
☆『板藍根エキス』・・昔、中国でA型肝炎(ウイルス感染症)が大流行した時に『板藍根エキス』が大活躍しました。
今は日本の漢方薬局でもサプリメントとして販売され、インフルエンザ流行時にも大活躍しています。
又、インターネットの世界では『板藍根エキス』よりも板藍根エキス配合の『板藍のど飴』の方が有名です。
《白血球を元気にすると言うクロレラエキス》
☆白血球の力を強くするクロレラエキス=BCExエキス配合の液体(清涼飲料水)があります。
《熱がある時には『清熱解毒作用』のある漢方薬=『涼解楽』がお薦め》
※救急箱に『 バイオリンク503ドリンク』・『涼解楽』・『板藍茶』、出来たら解熱後の元気づけに『麦味参顆粒』。
これだけあれば緊急時でも安心安全だと思います。
※『板藍のど飴』、変な添加物混じりの飴とかトローチよりも当薬局では『板藍のど飴』を推奨、炎症が強ければ『板藍根エキス』がお薦めです。
※漢方薬『涼解楽』は第2類医薬品です。
効能効果
風邪による、のどの痛み・口(のど)の渇き・せき・頭痛
五歳から服用可能。
成分の生薬『金銀花(キンギンカ)』は『忍冬orスイカズラ』、この花の事です。
又、貴重な動物性生薬『羚羊角』も配合されています。
☆その他の配合生薬
*連翹 *甘草 *桔梗 *薄荷 *牛蒡子 *荊芥 *淡豆鼓 *淡竹葉
《食欲がない時には、喉越しのよい『粥』で体力をつけましょう》
※昔から病気の時は『お粥』と『梅干し』が定番、精製白砂糖とか合成ビタミン剤添加の飲料水よりも安心安全なのは『手作り麦茶(傷みやすいですから、その日その日、毎日作りましょう)』です。
※ペットボトルの麦茶の多くには『ビタミンC』が添加されていますが、その多くには天然物ではなく工業製品の『L-アスコルビン酸』が使用されています。
※発熱時や嘔吐下痢の時にはミネラル補給(麦茶と梅干し)と水分補給(麦茶)がお薦めです。
※今年、『液体酵素=本草』で『青梅』を漬けこまれた方は水分補給と、お腹の善玉菌を元気づけるのに役立てて下さい。
関連するコラム
- あなたのコレステロールはいくら? 2016-04-06
- 自律神経失調 2016-02-23
- 春の病 2016-02-29
- あなたの腎虚は、どのタイプ? 2016-03-03
- インフルエンザ・花粉症対策 2016-02-10
コラムのテーマ一覧
- 不調を中医学で考える
- 中医学で見る漢方薬あれこれ
- 薬膳で健康管理
- 中医学で見る季節の漢方薬
- 中医学で見る子育て
- 妊活と漢方
- 病院での不妊治療に併せた漢方薬
- 皮膚病と漢方薬
- 血液検査値と漢方薬
- 美肌漢方薬
- 心の漢方薬
- 植物性生薬
- 植物性生薬
- 生薬アラカルト
- 薬剤師が推奨する『機能性表示食品』
- 口腔ケアー
- 耳鳴りと漢方薬
- 瘀血と漢方薬
- 中医学で見る『漢方薬三種の神器』
- 《漢方の知恵袋》
- 漢方薬剤師の気になる記事
- 眼の病気
- 『紅豆杉=タキサス=白豆杉』
- 身近な健康法
- 精力剤
- 健康講座
- 処方箋薬
- お得情報(キャンペーン)
- 動物性生薬
- 漢方薬アラカルト
- 健康情報誌
- 専守防衛=未病先防
- 薬剤師が推奨しているサプリメント
- 急性疾患にも漢方薬や自然の恵みエキス
- 漢方薬の効果効能、服用の注意点
- 慢性疾患に処方される漢方薬
カテゴリから記事を探す
佐藤宣幸プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。