コラム
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テーマ：発達障害とは
認識の発達と関係の発達②
私たち人間にとって「世界」とは、単なる物質的な自然世界ではなく、人間自身が長い歴史を重ねてつくり上げてきた「人間社会」、すなわち社会的・文化的な共同社会です。人間はこのような共同社会を生きていま...
2022-10-28 発達障害とは
認識の発達と関係の発達
＜胎内からはじまる＞ お母さんのおなかにいるときから、そして赤ちゃんが出産によって、いきなり、これまで知ることも関わることもなかった未知の世界に産み落とされ、そこから人生が始まります。赤ちゃん...
2022-10-27 発達障害とは
精神の発達をどうとらえるか
＜発達の異常ではない＞ 今まで情緒障害や発達障害について説明しました。皆さんに少しでも発達障害の子どもさんについて理解していただきたいとの思いで参照文献も踏まえて解説しました。前述では「子ども...
2022-10-26 発達障害とは
「診断」のもつ意味②
とはいえ、単純ではないのは、当事者である子どもやそのまわりの者に必要なのは、ただ名前を知るだけではなく、いまその子に起きている体験をどう理解し、具体的にどう支援すればよいかを知ることだからです。...
2022-10-25 発達障害とは
「診断」のもつ意味
診断には「納得と安心」の力があります。言葉の世界を生きている私たちにとって「名前」がもつ力は大きいのです。名前を知ることがそれを知ることの第一歩で、名前が与えられることによって、それをまわりと分...
2022-10-24 発達障害とは
診断には意味がある
引き出しに入れなくても理解や支援は可能です。とはいえ、引き出しが無用というわけではありません。何のための診断かがたいせつなのです。 一つ目ですが、医療はさまざまな行政制度を担っています。そして行...
2022-10-23 発達障害とは
診断はできなくとも支援はできる
ある子どもの行動のあり方にぴったりの引き出しが見つからない、つまり「診断がつかない」ことと、その子どもが理解できないとか支援の手立てが見つからないこととは同じではありません。 引き出しは見つかな...
2022-10-22 発達障害とは
診断にぴったりと当てはまらない
診断とは既成の「引き出し」に入れることですから、身体に合った既製服がいつも見つかるとは限らないのと同じく、「帯に短したすきに長し」でどれにもぴったり収まらないケースが必ず出てきます。 操作的診断...
2022-10-21 発達障害とは
身体医学の「診断」とは違う
保護者の方にご理解いただきたいのが、精神医学の診断は、同じ「診断」という言葉を用いていても、身体医学の診断とは考え方も分類方法も診断方法も全く違い、したがってそこで捉えているものの性格も違うこと...
2022-10-20 発達障害とは
診断について④
前述③の「行動のあり方」とは、あくまで外側からみての話で、本人の内側からみれば「体験のあり方」です。私たちは他人の体験を直接にはとらえられず、その人の「行動（ふるまいや言葉）」を介して間接的に推測...
2022-10-19 発達障害とは
診断について③
前述の①や②で述べたように、診断とはあらかじめ人為的につくられた「分類」の引き出しのどれに入るかを決めることです。つまり、診断とは子どもの内にある何かの呼び名ではなく、子どもの外につくられてある人...
2022-10-18 発達障害とは
診断について②
前回で、発達障害は7つに分類されると説明しました。この7つの共通点は、平均的な精神発達、すなわち定型発達にくらべたとき、なんらかの精神状態（こころのはたらき）の発達に「おくれ」をもっていることです...
2022-10-17 発達障害とは
診断について
少し専門的になりますが、現在、発達障害の診断には、世界保健機構（WHO）による「ICD」と、アメリカ精神医学会が策定した「DSM]という診断基準が用いられています。子どもの相談で相談機関や医療機関を訪れた...
2022-10-16 発達障害とは
プロのインタビューを読む
テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ