図面がない中古住宅は買っても良い?
中古住宅を購入し、リノベーションを加える場合、どのようなパターンが多いのでしょうか。そのパターンは年代ごとに特徴があります。リノベーションを検討する際、事例をもとに工事内容を決めるとスムースでしょう。
中古住宅にリノベーションを加える事例が増えている
中古住宅を購入し、リノベーションを加える事例が増えています。このコラムでは、実際のリノベーション事例から、どのようなパターンが多いのか見ていきましょう。マンションと一戸建てでかなり様相が異なっており、面白い結果が出ています。
マンションでも一戸建てでもリノベーションは行われている
まずマンションの場合から説明していきましょう。
マンションを中古で購入しているのは、30~40代の比較的若い世代という結果が出ています。理由は「内装などを自由にアレンジできる」ことなどが挙げられます。
また、瑕疵担保保険の利用率が高いのもこの世代の特徴です。以前のコラムでも説明した通り、瑕疵担保保険に加入すれば、「すまい給付金」の補助対象となります。
若い世代の場合、昔に比べて収入が落ち込んでいるケースも多く、費用負担の軽減につながるさまざまな措置に敏感だと思われます。一方、50~60代では老朽化対応が、60代以上ではバリアフリーほか高齢化に伴うリフォームが目立っています。
世代によってリノベーション事例に特徴がある
次に戸建てのケースを見ていきましょう。
40代以下の若い世代では、親からの相続で入手した場合が多くなっています。二世帯住宅が目立つのも特徴のひとつと言えるでしょう。50~60代では、老朽化対応とともに、省エネに関するリフォームが多くなっています。
省エネ工事を行うと、将来にわたって光熱費などをおさえることができるだけでなく、さまざまな補助金を受けることができることから、こうしたリフォームに踏み切る人も増えています。
70代以上では、マンションと同様、バリアフリーなど高齢化に伴い、住まいに利便性や快適性を求めたリフォームが増えています。最近は、国をはじめ自治体でもバリアフリー住宅に対し、補助金を給付する事例も目立ってきました。この世代は、そういった支援策を十分に活用しているようです。
これまで見てきたように、世代によってリノベーション内容は異なってきます。家族の人数や年齢、ライフスタイルなどによって、どのような住まいづくりをするのかが見えてきます。
日々の生活を圧迫することなく無理のない予算で快適な住まいを実現するために、専門家にご相談いただくことをおすすめいたします。
◇中古住宅購入時のリノベーション費用の相場やパターン
◇築25年以上の「中古住宅+リノベーション」での購入がお得な理