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北岡勇介

顧客の思いに寄り添い中古住宅の価値を見いだす不動産売却のプロ

北岡勇介(きたおかゆうすけ) / 宅地建物取引士

もっともっと不動産(有限会社レンテックス)

コラム

中古住宅を頭金なしで購入したときのリスク

2016年4月28日 公開 / 2016年12月6日更新

テーマ:中古住宅 購入 知識

コラムカテゴリ:住宅・建物



たとえ頭金がなくても、中古住宅を購入することは可能です。とはいえ、借入金額が膨らむことから、金利負担が重くなり、将来的に支払いに窮する可能性もあります。「頭金なし」での住宅購入には、メリットとデメリットがあります。その内容をファイナンシャルプランナーほか専門家に相談しながら、慎重に検討しましょう。

中古住宅を「頭金なし」で買うとどうなる?

中古住宅は新築住宅と比較して低額であるとはいえ、1000万円程度のお金がかかる可能性があります。そのため、購入の際は詳細に資金計画を立て、無理のない範囲で返済を進めるようにしましょう。

とはいえ、これは一般論。住宅との出会いは一期一会とよく言われます。自分が気に入った物件はほかの人にも魅力的に映り、すぐに成約になることも考えられます。住宅は、買いたいときが「買い時」なのです。

もし、住宅に使えるお金があまりなく、それでも住宅を購入したい場合、どのように対処すべきでしょうか。

「頭金なし」でもマイホームは手に入る

住宅に使えるお金がなくてもマイホームを手に入れる方法、それは「頭金なし」での住宅購入です。頭金なしでは、住宅ローンを組めないと思い込んでいる人がいますが、結論から言えば「違います」。

しかし、対応は金融機関によって異なることから、頭金なしで住宅を購入したいなら事前相談は必須でしょう。

ここで簡単にシミュレーションを「頭金ありでの住宅購入」と「頭金なしでの住宅購入」における支払金額の違いを比較してみます。

購入対象は2000万円の物件で頭金400万円、一方はなしで計算してみます。借入期間、金利が同じだとすれば、前者は借入金が1600万円、後者は2000万円となり、金利負担が大きくなることは容易に想像できます。

住宅ローンを組む際に用意したい頭金は「住宅金額の2割」

巷で言われている頭金の目安は「住宅金額の2割」です。この程度用意できると金利負担が減るばかりでなく、万が一のとき対応しやすくなります。人生にはリスクがつきもの。リストラなどで収入減に直面することもあります。

最悪の場合、住宅ローンを支払うことができず、任意売却などの措置を余儀なくされることもあります。「頭金なし」での住宅購入は、気に入った物件が見つかった際、自由に動けるメリットがあるものの、デメリットがあるのも事実です。

「頭金なし」のメリットとデメリットを比較検討し、慎重に判断しましょう。

この記事を書いたプロ

北岡勇介

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