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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

会社承継しないという事業承継の仕方

2022年2月18日

テーマ:事業承継

コラムカテゴリ:ビジネス

事業承継に誤解があります。
事業承継は会社承継ではありません。
今やっている「事業」を承継するのです。
会社自体を承継するなんてナンセンス(←この言葉自体がナンセンス??)
事業を承継しましょ!
事業を!

えっ!?
何言っているかわかんない??←サンドウィッチマン風
もう少し詳しくお話しましょう。

いま在る会社は承継しないのです。
承継するのは「事業」なので負の遺産は引き継ぎません!
価値あるもののみ承継するのです。

人に価値があるなら人を
取引先に価値があるなら取引先を
設備に価値があるなら設備を
建物に価値があるなら建物を
商標権や特許権に価値があるならこれら無形固定資産を引き継ぐ(具体的には無償譲渡や売買)のです。

親父や先祖が作った会社だからと言って
借金も含めて現存のまま後継者(息子とは限らない)が引き継ぐことはないのです。

もう少し踏み込んでいうなら
先代が作った事業に魅力があるなら
同業を息子が起業すれば良いのです。
そして、先代が作った会社の価値あるものを受け継ぎそして大きくすればよいのです。
息子(後継者)の会社が順調に大きくなれば
先代が作った会社を丸ごと引き継ぐことだって可能になるかもしれません。
決して今ヨレヨレになっている会社を踏最後と引き継ぐ必要なんてないのです。

親が作った借金は子どもが追うべき借金ではありません。
なんの価値もない会社を子供が引き継ぐ必要なんてありません。
価値があるなら価値がある部分だけを引き継ぐ

会社を引き継ぐなんてナンセンス(←まだ言ってる汗)
事業のみを引き継ぎましょ!
事業をね(^_-)-☆

この記事を書いたプロ

山根敏秀

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山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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