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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

金は天下の回り物

2021年11月19日

テーマ:資金繰り

コラムカテゴリ:お金・保険

コロナ融資を受けて行く場のない資金を会社内に寝かせている
返済開始まで後約2年
コロナ後は一括返済してしまおう!
なんて思っている中小企業経営者も多いのではないでしょうか?

でもちょっとお待ちください。
本当にそんなことやっていてこれからの会社経営が成り立つのだろうか?
自問自答したことはあるでしょうか?

答えは「NO」
コロナ融資でジャブジャブにある資金なら
今こそお金を一旦会社外へ出し
近い将来お友達のお金を連れて帰ってくる
そんなことにお金を使うべきです。

金は天下の回り物と言われます。
ジッとして一か所に留めておこうと思っていても自然と少なくなって行きます。
ならば次の売上利益につながるものに資金投下し回収を図る
そんな状況を作り上げるべきです。

日本の大企業が世界的企業になれなかった理由が
至近の内部留保に奔走した結果です。
使うべき所に資金を使わずただ自分の社長の代で大きな資金流出が無い様に務めた
その結果、企業の体内の血の循環が起こらなくなり
淀んだ血のみで経営を続けてしまった。
30年前にジャパンアズナンバー1と言って謳歌していた繁栄も
今では先進国中の一番後ろにやっとついて行っている状況です。

単なる消費ではなく
次につながる投資を積極的にやる
そんな当たり前のことをもっともっと積極的にやらなければならないのです。

貯まりゆく預金残高を見てニヤニヤしている
それは一般庶民ならOKなのかもしれませんが
会社経営をやっている方の場合はMGです。
お金を回して回して国自体が繁栄するほどにお金を回す!
そんな意気込みでお金と対峙して頂きたいものです。

この記事を書いたプロ

山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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