倒産その瞬間
弁護士さんにお願いして法的倒産の道を選ぶ
わたしはそんな手法が好きではありません。
その理由は
企業は法的倒産の必要が無いからです。
法的倒産には債務免除のメリットがある代わりに
ブラックリストになるというデメリットがあります。
ブラックリストに載ってしまうと7年から10年は信用での取引が出来なくなります。
お金を借りられない
カードが使えない
掛け取引が出来ない
など再起を図るにはかなりのハードルが出来てしまいます。
ならばそのハードルを作らなければ良いじゃないですか。
法的倒産の道を選ばないのです。
ただこれには前提があります。
① 取引先にはちゃんと支払っている
② 従業員給与はちゃんと払っている
③ 税や社会保険はちゃんと払っている
この3つが不可欠です。
これが出来ていないのに金融機関への返済表通りに返済しているというケースを見ますが
開いた口が塞がらないほどに情弱です。
絶対やっちゃいけない愚行です。
金融機関に相談するから金融機関サイドの最善策を教えられるのです。
あなたの会社を助けることよりも貸付金という債権を一円でも多く回収しようという意図で
あなたの会社の再建策という最大回収策をアドバイスするのです。
時々支援機関からも「強心臓じゃなかったらそんな手法を採れない」と言われることがありますが
支援機関自体が金融機関からの出向者や退職組を採用しているからです。
こんな状態で本当に企業のためになる再建策などアドバイスできるはずがないのです。
法的倒産が楽
法的倒産しかない
そんな言葉に騙されず
私的整理をしてこれからの自分の明るい未来を掴むチャンスを大きくして頂きたいものです。