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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

支払の順序

2020年2月25日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:ご相談

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 資金調達 方法未払い賃金海外不動産 投資

ニューヨークダウが1031ドル暴落
2020年で初めて2800ドルを割り込みました。
世界恐慌の発端にもなりかねない大きな動きです。
日本をはじめ今日の各国の株式市場の動きは中止しなければなりません。

アメリカと中国の貿易不均衡問題
消費税増税
そして今回の新型肺炎
ジワリジワリと世界経済を下方修正させています。

しかも新型肺炎に関してはいまだピークを超えたという観測どころか
これからどうなる?拡大期に入ったか?
そんな段階です。
1週間や2週間で終息するなんて到底考えられません。

そこで今日は自社の資金繰りが厳しくなったときに取るべき措置を少しだけお知らせします。
資金繰りが厳しくなった時に「文句を言わない先」が最初に支払い遅延先の候補として挙がります。
間違いとは言いませんが、相手をよく見て対応しましょう。

資金繰り難になると最初にすることは金融機関からの借入です。
その借入が出来ないとなると頭にかすめるのは「倒産」の二文字です。
絶対倒産させない為にも金融機関からの借入は必須となります。

その借入が出来ないケースがあります。
そのケースとは、税金の滞納です。
これがある金融機関は身動き取れなくなってしまいますので
絶対に滞納してはいけません(特に消費税)。

そして次に社会保険料
これまた同じ理由ですが、税金も社会保険も滞納すると
ある日突然差し押さえなんてこともあり得ます。
金融機関が絶対支援しない先として名簿に挙げてしまいます。

その他の支払いについても順序はありますが今日はここまで。
倒産させずに事業を残す方法は多々あります。
この難局をいかに乗り越えるか?
いよいよ経営者の手腕が試されるときです。

この記事を書いたプロ

山根敏秀

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山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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