資金繰り表と損益計算書(勘定合って銭足らず)

山根敏秀

山根敏秀

テーマ:資金繰り



勘定合って銭足らずとは
理論と実際では食い違いが有るものですよということです。

会社経営においてもこの言葉を通用します。

こんな質問をされることがあります。
「帳面は儲かっていることになっているのにお金が無いんですよ。なぜでしょう?」とか
「今はお金があるが赤字続きで心配でたまらない。なぜ、赤字なのにお金があるのでしょうか?」
資金繰りと損益の関係が理解できていないとこのような疑問が湧いてくるのです。

お金が無い方にお聞きします。
① 商品など在庫品は増えていませんか?
② 長期請負工事などで支払いが先行していませんか?
③ 建物や土地の取得はありませんか?
④ 機械や自動車を買っていませんか?
⑤ 定期預金を新規に始めていませんか?
⑥ 受取手形が増えていませんか?
⑦ 代金の未収(売掛金)が増えていませんか?
⑧ 支払手形から決別しませんでしたか?
⑨ 手形借り入れを一挙に返済しませんでしたか?
⑩ 毎月の借入返済が重くありませんか?
などなど
これらは損益計算書とは無関係に資金流出を起こしていたり
資金流入を止める結果になっていたりします。

損益計算書は必ず黒字にする
資金繰り表を6か月先まで作る
先ずはこれらから始めたいものです。

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山根敏秀
専門家

山根敏秀(税理士)

税理士法人マネジメント/グランドリーム

数々の優良企業を含め税務・経営支援してきたからこそ分かる現場のノウハウが強み。枝葉でなく、本質的な経営改善策を指南しており、そのアドバイスを受けて危機を脱した多くの経営者から喜びの声が届いている。

山根敏秀プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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