体の意識は向上するもの
自分に正しく問うこと
自分は何をどうしたいのか?
自分自身のことを一番よく知るのは
自分だと誰もが思っているが
よく知っているようで知らないことがたくさんある。
知っているようで、自分自身を見ていないことが多いように思う。
世間一般の人と自分自身とは似ているが、それぞれ違うものとは
知っているようで
自分の内をしっかり見ることができていないために
多くのことを見過ごし
自分の可能性を信じることができない。
ある程度の年齢が来れば
出来なくなって当たり前、年だから仕方がない
元々の体の条件が良くないのだから
才能豊かなあの人と自分は全く違うのだから無理なのだ
と思い疑わない。
人と全く同じことをし、他人と比べることは悪くはないが
いつも必要だとは私は思わない。
自分を深く見つめて、自分の心の声、体の声を聞けるようにするには
自分自身での鍛錬がいるが
それを通して、自分自身をコントロールすることが徐々に可能になっていく。
初めからスンナリは行かない。
でも繰り返していくと、自分が以前より変化していることに気づく。
自分の願うことが、ピンポイントで努力することで報われるのではなく
全てのこととつながっていることがわかる。
例えば、ひとつの競技に長年取り組んできて
なかなかうまく行かずに中断し
全く方向の違うことをやっていて
それだけを見ていた時には、理解できなかったこと、うまくできなかったことを
立ち位置を変えると考え方、とらえ方が変わり
こういうことなのか!と腑に落ちるように
ひとつのことだけでなく、全てのことが連動して
自分自身が生きている中でしようとすることにつながっていることがわかる。
自分は何をどうしたいのか?
それが正しく問える時には、既に自分の中に答えがあることがわかる。
体だけを鍛えてできることと
全てがつながり、充足してできることとは
同じものでありながら
自分の手のひらと宇宙ほど違う。