試行錯誤してつかんでいくこと
意識の結果を実感する
先日、ブログでも少し書いているが
レッスンの中で
「自分が何をどうしているのか
はっきりとわかってしているのがわかりました」
と、
自分の意志と、
それを感じ取って体が意思を受け止めて動く感覚が
明確に感じられた方がいる。
開脚前屈で後まで脚を回すのは
3年ほど前に、初めて来られた時から数回目で出来るようになっておられたが
自分の体がどのように機能して、どんなふうにコントロールしているかを
最初から最後まで自分の意思を通してされることができた。
背骨が伸び、体幹の底を感じることが出来ている。
体の中心に股関節を引き込み、坐骨が中心に寄っている。
引き込みながら脚を送り出せている。
今までなら、ここで一番脚の角度が開かれるので
一刻も早く通り過ぎようとして、体幹も脚のコントロールも感じられなくなり
ヌケヌケになっていたのが、角度、引き込み、張りが自分で把握できた状態でしている。
ひとつ前の写真と変わらないように見えるが
ここで坐骨を更に引き寄せて体の奥深く引き寄せて脚は送り出し
腿裏から膝、膝下まで面を広くして
最初の開脚の状態が保たれている。
背骨を上下に引き延ばす感覚も失われない。
1度として坐骨の感覚は失わずに脚の張りも感じたままで来ているので
今までは、少し痛いのを一刻も早く通り過ぎて我慢していたのが
全く痛みを感じなかった!
と言われた。
体の流れが展開していくストーリーが自分でできて
最後まで自分でそれを失わないでできている。
たかが開脚前屈、されど開脚前屈。
たとえひとつでも、
自分の意志のままにコントロールできた経験は大きな一歩になる。
この嬉しさは、なにものにも代えがたい。
これから一つ一つの動きが全て自分の意志の結果にできるように
また試行錯誤を重ねて頂きたいと思う。