本当に求めていることだけが自分のものになる
意識の習慣化の継続がいつしか無意識の意識へ
先日のレッスン前に、みなさんがされていることを
見ていたら
こんな風に座っておられた。
安定してきれいに座ってらっしゃるなと思った。
これはどこかをどうしようと言う明確な意識はなく
何気なく座っている。
座る時にどんなふうに座るかが既に体の意識として沁みついて
以前には座る時には、ここ、こちら、もっとこんなふうにと
考えながら座っていたのが
体のいろんな方向からのアプローチをずっと繰り返し意識して繰り返すうちに
既に「無意識の意識」になっている。
骨盤と脚が無理なく分かれて、座面は広く
くっきり折れている。
決してお尻は大きくないのに以前は、分けることがうまくできなくて
大きく見えてらしたのが
とても締まって、本来の体通りに見えている。
股関節からの脚の方向も悪くない。
淡々と自分に向き合う努力をされてきて
今の体がある。
自分自身で調整できる幅も格段に大きくなっている。
意識して体を常に考える習慣を
ずっと継続しているうちに
体に染みついたものは別段意識を密にしなくても
自然にできる部分が増えてくる。
基本的な状態のクオリティが上がってくるのだ。
基盤の質が上がると
そこから改善できること、さらに質を上げていくことが
高いレベルになってくる。
「脚が曲がっているのはどうしようもないし」
とか
「生まれつきこうなんだから仕方ない」
とか
できない理由をあれこれ考えているうちに
5年10年、あっという間に過ぎていく。
その間にコツコツ体に向き合って
小さな変化を喜びながら、意識の継続をしてきた人は
しばらく会わないうちに体も心も
びっくりするほど変わっている。