不器用はハンデではない
どれだけすごいかでなく思うように使えるかどうか
何十年と、子供の頃から
私のところに通い続けてくれる数人の若い人たちがいる。
少女のころから思春期、現在の社会人になるまでの
あれこれを見ながら今に至っている。
自分自身が先生と言うには未熟で何の経験もなく
始めた頃には師事していた外山 千鶴先生が亡くなられて
本当に頼る人が誰もいない状態だったから
何もかも手さぐりで
新たに泉 克芳先生のところに通いながら
必死で教えていた。
自分の理解が足りないままに教えたことを
気付くたびに修正しながら
その時、自分が一番いいと思うことを教えたが
今思えば、一番遠回りさせてしまった人たちだ。
私自身が競争するのが好きではなくて
勧められてもコンクールにも出さなかった。
生徒同士をけしかけて競わせることもしなかった。
それがよかったか悪かったかはわからないが
誰よりすごくうまい人ではなくて
自分の中で一番の唯一無二にになりたい思いは
今も変わらない。
とっても不器用な子がいる。
よくなった、と思うと見失う。
手を変え、品を変え、体の芯から動けるように繰り返すが
やっと理解した！と思うとまたできなくなる。
体とこころはつながっているから、そのバランスが悪いとそれが繰り返される。
ついには、こちらがキレることもある。
でも私が回り道させて、いらないものを身につけさせてしまったのだから
また、やり方を変えてやりなおす。
長くやっているのだから、それなりにいろんなことはできる。
ただ私が求めていることが、単に脚が上がるとかたくさん回れることではなく
芯から使えているかどうかなので、形が出来ても仕方がない。
確実に自分自身でコントロールできる方向に動き出せば、形でないことができる。
その人だからこそできる素晴らしさがある、
先日、ようやくそれが実感できたようである。
また見失うかも知れないが、自分自身で作った道には
求める限り、必ず戻れる。
自分で「これ！」と実感したことは
体の方でもまた出会いたがっている。
誰にも、その人にしかない唯一無二がある。
※お盆休みのお知らせ
※８月のワークショップのご案内
8月8日㈮ 19時半～21時半 募集を締め切りました。
8月23日㈯ 10時半～12時半 募集を締め切りました。
※今後のワークショップの開催予定
をホームページでお知らせしています、（８月～１２月）
六甲アイランド、助松の各教室では各稽古日に体験レッスンできます。
教室案内・料金
↓「うまさきせつこのボディコントロール」の詳細はここから
うまさきせつこモダンバレエ研究所
せつこのゆったり自分コントロール、
