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しゃっくりを考える

山野千恵

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テーマ:漢方中医薬

しゃっくりは、横隔膜が不随意に収縮と弛緩


しゃっくりは、横隔膜が不随意に収縮と弛緩を繰り返す痙攣です。
横隔膜が収縮した時に、急激に空気が吸い込まれます。それとほぼ同時におこる
声門の閉鎖によって空気の通りふさがれると
「ひっく・ひっく・ひっく」と言った症状をくりかえす・・・
非常に苦しいものです。
この異常呼吸をしゃっくりまたは、吃逆(きつぎゃく)とよばれています。
しゃっくりの起こるメカニズムの詳しい事はいまだ解明されていません。健康な人でも発症しますし
肝臓の疲れや異常があるときにも発症します。

48時間以上続くは「持続性しゃっくり」

48時間以上続くは「持続性しゃっくり」
1か月以上続く「難治性しゃくっり」と言いますが
当店のお客様の中にも難治性のしゃっくりの方が有られました。
難治性で病院にも通院中でしたが治らず、相談に来られたという事です。
健康相談を含め治療薬をお続けいただき良くなりました。
難治性しゃっくりは、その背景に
脳血管障害や、脳腫瘍など中枢神経が刺激されることで起こる場合もあります。
気管支ぜんそく・胸膜炎・肺炎などの横隔神経が刺激を受けて起こる場合
胃腸病消化器、の炎症が横隔膜を直接刺激する事に起因する事も多いです。
しゃっくりは、漢方医学的に考慮すると
下がるべきものが下がらない・・・上逆していると考えます。

これらが根底にあると起こりやすい


*ストレス
*胃腸症状
*肝機能
*呼吸器症状
*冷え
 これらが根底にあると起こりやすい

《漢方生薬による対策》

柿のへたを処方した「柿蔕湯(していとう)」



主役の柿のへたは、しゃくりを止める妙薬と言われています。
丁子や生姜を併用します。
人参牛黄の粉薬も多用します。
周りにお困りの方が居られましたら教えてあげてください。
きっと喜ばれます。

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山野千恵
専門家

山野千恵(薬剤師)

相談薬局アール堂

人は生命を頂き成長し誰でも天寿を迎えます。「女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢の時に、体調に変わり目が訪れる」加齢に伴う体の変化を周期的に見つめ自分の体の状態をいま一度かえりみましょう。

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