外国人の立場に立って、発信すべき情報を考える~「ABC観光」って何?
こんにちわ、副校長の三宮です。この2ヶ月ほど、新たに立ち上げたビジネス英語コンサルティングサービスの関連で、いろいろな小規模事業主や小売店、個人事業主の方とお会いさせていただく機会に恵まれました。そこで皆さんに「一度英語で発信すると、何が起こるかわかりませんよ、是非試しにやってみてください」というお話を毎回しています。
どういう意味かご説明しましょう。まず、世界の総人口は2015年4月時点で72億 3881万 850人(http://arkot.com/jinkou/)、日本は第10位の1億2700万人です。そのうち英語を実用レベルで使っている人はどのくらいいると思いますか?約17.5億人、つまり約23%、ほぼ4分の1に当たります。世界中の人間の4人に1人は英語を話し、読み書きしているということになります。
(http://blog.etn.co.jp/english-population/455.html English Tutors Network代表 小柳恒一氏のブログより)
インターネットを使って日本語で情報を発信している段階では、それを発見する人は識字年齢とインターネットにアクセスできる層を考えると1億人程度でしょう。理由は簡単、日本語が読み書きできる人しか見ないからです。日常会話を日本語でできるレベルの日本在住の外国人でも、自由に読み書きできるレベルの人はそう多くはありません。翻訳ソフトを使ってもらう?残念ながら翻訳の正確さと言う意味で、これはほとんどアテになりません。
それに比べて英語で発信するとなると、ごく単純に計算して15億人(17.5億のうちインターネットにアクセスして英語を読み書きできる人と考えて)、約15倍以上の人にアクセスできることになります。この事実が意味することをおわかりでしょうか。SNS、ブログ、ホームページなどにより英語でインターネット上に出された情報は、どこの国のどんな人の目に触れるか全くわからないのです。
もちろんそういった情報が悪用される場合も残念ながらあります。しかし、ことビジネスに関して言うならば、英語を使うことによって巨大なマーケットにアクセスできるという利点が生まれるのです。どのような新規顧客を発掘できるか、そこには未知の可能性が広がっています。
具体的な例を一つ挙げてみましょう。先日、日本在住約20年のイタリア人建築家T氏と食事をしました。彼は、木材を使用した別荘や住宅を得意とする人なのですが、中でも日本の檜風呂に魅せられています。そこである時、彼はブログで自分が設計・作成した檜風呂の写真を英語の解説とともに載せました。すると、驚いたことにニューヨークに住むアメリカ人男性が連絡してきたのです。ニューヨークまで檜風呂を送ってほしいという注文でした。T氏はその注文を受けて無事にニューヨークへ檜風呂を納品しました。すると今度はその男性が自分のブログで、日本から届いた檜風呂を自慢しました。そこから次々に注文が舞い込み、T氏は世界各地へもう20個も檜風呂を納品したそうです。
英語で発信すると言うことは、世界各国の英語人口17億人に向けて発信することです。檜風呂でさえ、海を渡って納品することが可能になるのです。さあ、ホームページを全部英訳しますか!? でもちょっと待って、その前にもっと簡単に効率よく、コストもかからずにできる方法があります。予算が限られていて、大手の翻訳会社に依頼することが難しくても大丈夫!
どうやって?答えは次回にお知らせします、どうぞお見逃しなく。
神戸ビジネススクールでは、翻訳や英語版ホームページの成作などの外国語に関するコンサルティングサービスを提供しております。インバウンドマーケティングや海外展開をおこなう際にお困りごとがありましたら、是非お気軽にご相談ください。
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