私がTOEIC SWテストをお薦めする理由
某質問サイトには、TOEICスコアに関する(おそらく大学生からと思われる)次のような質問が実にたくさん出ています。
「TOEICのスコアは、何点くらいからなら履歴書に書いていいレベルだと思いますか?」
「TOEICでだいたいどれくらいのスコアをとれば、履歴書に書く価値があるのでしょうか?」
回答も様々なのですが、読んでいると、誰が答えているのかを疑問に思います。
「普通に考えて、600以上なら書きましょう。語学以外の専攻、特に理工系で730以上だと胸をはって書けます。」(採用担当の方ですか?)
「630点以上と聞いたことがあります。」(これが多数意見)
「一般的に就職を目的とした履歴書に書けるTOEICスコアは600以上になります。」(断定しちゃう?)
「大学では最低500点は取るように指導しています。 500点以下なら記入しない方がいいのではとキャリアセンターでは言っています。」(大学関係者ですかね)
「うちの指導教官は800以下なら書くなと言っています。」(大学生?)
「英語を必要とする職場では、650くらいからだと思います。」(ホント?)
「大体700点以上が 自慢できるラインかと・・・」(自慢するんですね・・・)
こういったQ&Aを読んでいて思うのは、TOEICスコアに対していかに神経質になっている人が多いか、ということです。特に就職を控えた大学生は情報を求めて右往左往している感があります。実際に現場では、採用の際にどの程度TOEICスコアが考慮されているのでしょうか。私達が人事の方から聞いた話や、インターネットや雑誌で拾った声をまとめてみました。
「TOEICの点数は当てにしない。本当の英語力は点数では測れないから、留学経験などを見る」
「800点以上なければ、履歴書に書かないほうがいい。それ以下だと面接しようという動機にはならない」
「700点を切っている人でも現場で英語で仕事ができる人は大勢いる。逆に900点あっても、話すのは全くダメと言う人も結構いる。結局、業務に必要な英語を使いこなせるかどうかの問題だ」
「600点程度が取れてやっとビジネスに必要な英語を学ぶ基礎力ができた、という認識」
つまり、TOEICスコアが高ければ英語ができるとは必ずしも見なされない、ということです。あくまで参考程度で、それも700点以上でないと、という見方がほとんどのようです。試験勉強が得意な日本人は、少し語彙を暗記したり、過去の頻出問題を練習したりすれば、高得点を取ることができます。しかし、そういった小手先の勉強で手に入れたスコアは、採用の際にあまり武器にならないということをもっと認識する必要があると思います。
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