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ノマドワーカーについて考える (1)

2013年1月9日 公開 / 2017年11月19日更新

テーマ:副校長の部屋

コラムカテゴリ:ビジネス

最近になって、ノマドという言葉を初めて知りました。既にご存知の方も多いと思いますが、ノマドワーカー・ノマドワーキングと複合語で使われるライフスタイルについて少し考えてみたいと思います。まず、ノマドという言葉の定義です。

ノマド(nomad)は「遊牧民」の意。自宅や会社のオフィスではなく、喫茶店やファーストフード店などでノートパソコンやタブレット型端末などを使って仕事をする人。ノマド族。  goo辞書

ノマドワーカー・ノマドワーキング 特定のオフィスなどを持たない働き方をする人、働き方。Wikipedia

近年、IT機器を駆使してオフィスだけでなく様々な場所で仕事をする新しいワークスタイルを指す言葉として定着した。このような働き方をノマドワーキング、こうした働き方をする人をノマドワーカーなどと呼ぶ。ノマド誕生の背景には、情報化社会とそれを支える技術の進歩がある。近年ブロードバンドが普及し、無線LAN(ローカルエリア・ネットワーク)を使える場所が増え、外出先でインターネットを利用できる環境が急速に整ってきた。クラウド・コンピューティングを利用することによって、自宅のパソコンだけでなく、スマートフォンなどを使って、喫茶店や移動の車内などでも仕事のデータにアクセスできるようになった。(中略)ノマドは、単にオフィスを持たないフリーランスの仕事人を指すのではなく、その可能性に注目した言葉と言える。 知恵蔵2012

そう言えば、スターバックスなどで30代くらいの男性がノートパソコンやタブレットを駆使して仕事をしている様子をよく見かけます。あれがノマドなのね、といまさら納得したのですが、そういう私の浅はかな認識を是正してくれるのがこの人のコメントです。

「会社を辞め、モバイルを駆使してカフェで仕事をすること=ノマド」というイメージが独り歩きしている感もありますが、私の考えはまったく異なります。
「自由でオルタナティブな働き方」を含めたライフスタイル全般を指すもの、それがノマドではないでしょうか。それゆえに組織に属していてもノマドライフを送っている人はいますし、フリーランスであっても制約が多い「縛られた生き方・働き方」をしている人もいます。
自分の能力を自由に売る力がある人。会社に依存せずにいられる人。転職しても、独立しても、今の会社にとどまっても、高いパフォーマンスを上げられる人。
「どこでも自分の力でやっていける能力の持ち主=ノマド」と定義してもよいでしょう。むしろそうした人以外は、ノマドに向かないのです。 東洋経済オンライン2012年11月20日

これは、今あちこちで引っ張りだこで、著書「ノマドライフ」で人気の本田 直之(ほんだ・なおゆき)氏の発言です。本田氏の経歴は、「シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてジャスダック上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果を上げるためのレバレッジ・マネジメントのアドバイスを行う。東京、ハワイに拠点を構え、一年の半分をハワイで生活するデュアルライフを送っている。」となっています。

先日グレン校長がご紹介した移動式ロボット「ビーム」を開発した会社で、サーフィンをするためにハワイに引っ越してしまった社員の話がありました。彼もロボットを介して本社とつながっているとは言え、ノマドワーカーと呼ぶのでしょうか。http://mbp-japan.com/hyogo/kobebs/column/33515/

本田氏について調べていると、「本田直之のノマドライフスタイル塾」というのを見つけました。副題が、「ノマドライフスタイルに必須のスキルを3日で学べる講座」となっています。1月・2月・3月の第二土曜日、3時間ずつ、東京の神宮前において、次のような内容で行われるようです。

1日目
ノマドライフスタイルとは?実践例を紹介!
夢のスタイル実現のための常識に絞られない思考法とは?

2日目
ノマドライフスタイルを実現するために!
デュアルライフとデュアルワークを手にするには?
ノマドリテラシーとお金の知識
ノマドライフスタイル実現のためのロードマップの作成法

3日目
実現するにはアクションを起こすことが必要
失敗しないデュアルライフスタイルの実現プランとは?
実際にプランを実行して直面したお悩みを回答&ベスト3のノマドライフスタイルを発表。
立食パーティー&質疑応答

また、毎回スペシャルゲスト講師として今メディアで大人気のノマドワーカー(いずれも本田さんのお友達らしい)を招いてトークの時間を設けています。このセミナーは既に満席、キャンセル待ちも終了となっているのですが、私が一番驚いたのは、参加費が11万円(税込み)と高価なことです!11万円を払って、合計9時間でノマドライフスタイル、デュアルライフ&デュアルワークを実現するノウハウを習いに行くのはどんな人たちなんでしょうか。セミナーの模様がどこかに掲載されたら、是非見てみたいと思います。もしご存知の方や、参加される方がいらしたら神戸ビジネススクールの三宮までご一報ください!

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この記事を書いたプロ

グレン・ブラウン

ビジネス英語研修のプロ

グレン・ブラウン(神戸ビジネススクール)

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