多国籍チーム内の衝突解決 8つのステップ6,7
さて、グローバルビジネスにおいて多国籍チームで仕事をするときに起こりがちな衝突の解決方法をお伝えするこのシリーズ第二回です。前回「話があるんだけど」と持ちかけて約束をした後、当日がやってきました。問題解決に向けて1対1で相手と話をしようとする時にどういう表現が有効でしょうか。
2. 相手の言い分を聞く
最初に、各々が自分の観点から見た状況説明をしなくてはなりません。まず簡単に、時間を取ってくれた事へのお礼を述べてから問題点を提議します。そして自分が話し始めるのではなく、相手の話を先に聞くようにします。この時、相手をさえぎらずに最後まで注意深く聴きます。
You: “I appreciate you coming today John. As you know we are having a problem with/about XYZ. We need to find a solution together so we can keep the project moving along. I hope you have the same point of view.”
「今日は来てくれてありがとう、ジョン。ご承知のように、XYZの問題について一緒に解決法を探り、プロジェクトを進めていかなくてはいけません。あなたも同じ考えだと思いますが」
John: “Yes I do.”
You: “Good. To start with John, I would like to hear your point of view on this problem.” 「良かった。まず、あなたの意見を聞きたいと思います」
ここであなたは、ただ「聞く」だけでなく「聴く」ようにします。相手の目を見て、うなずきながら相槌をうち、メモを取ったりするのが積極的な「聴き方」です。言葉としては、 相手が話しやすいように “I see” “Go on” “I understand”などを適宜はさみます。
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