私がTOEIC SWテストをお薦めする理由
「TOEICはいわば、日韓限定のガラパゴス試験なのである。」習慣東洋経済6月2日号
なんてショッキングな一文でしょう! この号では、TOEICを妄信しすぎではないかという指摘に始まり、効果的な英語の学習法も含めて、英語学習が特集されています。 タイトルは、「脱TOEICの英語術」で、ダウンロードできる音声講義つき、40ページ近くにわたっています。
実は、私は冒頭の「ガラパゴス」とは本当にうまいネーミングだと感心してしまいました。
TOEICの問題点の一つを、『「グローバルスタンダード」ではないということだ。‐中略‐05年時点の受験者のうち、8割弱を日本と韓国が占めている・・05年以降も日韓の受験者は増え続けており、状況は変わっていないはずだ。』と指摘しています。 中でも、日本の受験者が全受験者のうちほぼ65%を占めているという円グラフは衝撃的です。(ETS提供資料)
そもそも、TOEICは米国の非営利団体ETSが開発したのですが、それは日本人ビジネスマンの依頼によるものでした。そして、通産省の援護を受け、日本向けのテストとして90年代以降財界に浸透していきました。この事実は日本国内でどのくらい知られているのでしょう?
しかし、TOEICテストを実施する国際ビジネスコミュニケーションの見解は違っています。
「TOEICテストの運営機関は、東南アジアやヨーロッパ、中南米を中心とした非英語圏にも設置され、TOEICテスト、TOEIC Bridge、TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト合わせて世界約120ヶ国で年間約600万人が受験するほどの規模に広がりを見せています。日本で発案されたTOEICが、まさにグローバル・スタンダードとなったのです。」(「TOEICの理念」 TOEIC公式ホームページより)
TOEICのスコアは中国・欧州・インドでは知名度が低いようです。加えて、日本に次いで熱心な韓国でも、最近は政府主導で新しい「国家英語能力評価試験」をスタートしました。
果たして、「グローバルスタンダード」としてのTOIECのスコアにはどれだけの信頼性があるのでしょうか。
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