小学生時代の関わり方の課題
「発達障害」
ある小学校で、教科書を写し取る授業がありました。
全体を見渡すうちに、20人中6人の児童の写し取りが何かぎこちない。
よく見てみると、教科書とノートの位置が不自然な置き方をしている。
みなさんならどう置きますか?
右利きだと普通ならノートを右にあるいは中央に置いて、そして教科書を左に置く。そうすると感覚的に目線(顔全体)はやや左に傾き、文字を認識すると目線を真下に落としノートに目をやり右手のペンを走らせる。
これが体の機能面を考えれば自然な構図だと思うのですが、ぎこちないと見えた児童は教科書をノートの右側に置いている。
当然時間がかかります。
このことについてこの教室ではあまり感知されていませんでした。
個性?として片づけてよいものでしょうか。
その6人は学校生活において何らかの問題行動があるのだと、担当教諭は云います。
ここでの問題行動は社会面・心理面を指しているのだと思われますが、その前に機能面・身体面等の感覚面を見てあげればなと残念でした。
このあたりを置き去りにされて、むやみやたらに「発達障害」という烙印を押されている風潮があるのではないかとひとり気になっています。