学校で生活を送るこどもをみるコツのひとつ
「思い込み」
小学5年生の男の子を持つお母さんの相談。
「うちの子どもが地区の子どもたちみんなと喋らず、遊ばなくなっている」と。
少し詳しく聞いていくと、特定の子に限って、ということがわかる。
低学年のころはその子ともよく遊んではいたが、おちょくられ、いいように使われることも多かった様子で、小学3年より徐々に距離を置き、近所だが接触がないらしい。
親同士は普通の仲であるとのこと。
家では特に困ることなく、家族関係も悪くなく特に父親になついている。
5年生から始めた野球を経験者の父親相手に熱中する毎日で健康である。
母親としては、家では学校のことに関しては入学した折から話さないので家周辺のことから想像するしかない状態みたいです。
それというのも、保育所・幼稚園に行き渋りがあったようで、母親はてこずります。
本児なりの事情、根拠はあるのですが、母親は過干渉になり何でも聞き言うようにさせたようです。
この子の防衛が働いたのでしょうね、学校のことを言わないのは。
また一般にみんな、というのも大体が1~3人の範疇であることも常です。このお母さんにとって干渉の網の張りどころの違いなんでしょうね。
小学3年というのもある意味ミソですが、それより「聞く・聴く」という能動を秘めながら受け身の姿勢で関わることが大事という事例です。