自己愛・依存
生き方のモデル考
感覚機能が上手に動くようになれば、好奇心から知的面が活発になっていきます。
知的好奇心を実践しようとすれば当然「動く」ことが加わってきますので、「運動」という行動に変化することも多くなり、「感覚」―「知性」―「運動」のリンクが出来上がってきます。
その上に「社会性」がより鮮明になってくるという構造をイメージしてみてください。この構造がうまく機能すればするほどに、「心地よさ」を実感し、「自分」を実感し、「生きていく役割・意味」を、「人との関わり」の大事さが心身に沁みこんでくるのだと思います。
人間は生まれた時からこの構造を順序よく行おうとしているのです。
当たり前に行われていると次第に錯覚が生じてきて、「社会化」にばかり目が行って、この構造の流れを崩してしまっていることが多く見受けられます。
この流れを通じて「自我」という機能を育てていくのですが、幼いほど自我の肩代わりを一時してもらって生活を作っていきながら自我を育てていきます。
大人になってもまだまだ自我の肩代わりが必要な人たちが多くいる現代です。