生き方
「子どもの歴史」ひとつの見方
60年代から不登校がぽつぽつ見られ始め、社会はマイホーム主義、家庭では教育ママ
が猛威を振るいだし始め、父親の権威は下火になっていきます。
70年代には学生の無気力症がではじめ、家庭内暴力、思春期やせ症が目立ち始めます。
この頃から伝統的な家庭内での父親⇔母親、妻⇔夫、男⇔女、親⇔子間の役割分担がな
くなり始めます。
80年代には、校内暴力、過食症、いじめの問題が子どもたちを襲い、主婦層では、子
育てが一段落したのか、キッチンドリンカー、空の巣症候群という主婦の病理がではじ
め、家庭からは父親が姿を消すという現象が起こりだします。
90年代には、いじめがらみの子どもの自殺、幼児虐待、PTSDが大きな問題になって
きます。家族の世代境界の欠如が問題視されてきます。
そして2000年、少年の殺人事件、家族間の殺人事件。
家族崩壊が問題視され、現在、不安定な性格・人格が、大人にも子どもにも問題視され
てきています。
時代・社会の流れに翻弄されているだけでしょうか。