自己愛・依存
「あるがまま」
「あるがまま」「自分らしく」生きる。
とてもいいことです。すばらしい生き方だと思います。
生きる場所・環境によって違うでしょうが、特別でない限り一般社会で生きていくには、社会の人間としてのルールが基本・土台にあって、その上で「自分」を「あるがまま」「らしく」出していかなければならないでしょう。
しかし人間の心は刻々と変化します。
「私は変わらない」という人も多くいますが、その人を取り巻く環境が変わる、或いは年がいくと、それに応じて心も変わっていっているのに気づいている人はどれほどでしょうか。
一番安全な環境・状況に自分を置いておきたいと思うのは不思議ではありません。
しかし、例えば家族の誰かが亡くなれば、それで大きく環境は変わるのです。
当然心も変わらざるを得ません。
年を重ねるにつれ気前のよい、おおらかな心に変わっていければ、変わることもあたりまえに思えてくるのでは。
「あるがまま」「自分らしく」もまた一味ちがった視点が出てくるのではないでしょうか。