人間性としての自我
「意志」
子どもが誕生し、生命のすべてを母親的存在の人に委ねて比較的快適な乳児期を過ごしていくうちに、子どもは母的存在から「抱えられている」という心地よさを全身で感じることで、これから生きていくことへの「希望」という活力が芽生えてきます。
そして子どもは保護者あるいは自分を大事に思ってくれる人から身辺自律のルール(食事・排泄・着衣等)を学習し、加えていろいろな遊びを体感しながら日々を送ることで、子ども自身が自分の取り巻く世界に好奇心・興味を持ち、自分でいろんなことがしたい・こうしようという「意志」が芽生え、活力となります。
最近「意志が感じられない」「なんとなく流されている」「指示がなければ動けない」「考えない」等々が聞かれます。
個人それぞれの生育にヒントがあるようです。
誰かに抱えられているでしょうか?希望を持っていますか?自律はどうですか?遊んでいますか?