人間性としての自我
「子育てから出てくる問題」
スクールカウンセラーって何をする人?といって質問に来られたお母さんがいます。子どもに関する心の悩みをケアしていく職業なのですが、
子どもが元気に学校に行ってる家庭にとっては縁のない職業の人なのかも知れません。
それでも子どもの日常生活の話からいろいろ伺っていると、「大きくなるにつれて何を考えているのかわからなくなってきた」「夫婦間の意見が違ってきた」「近所づきあいが・・・」「主人が協力的でないし、私も忙しいし・・・」等々、子どもの問題から大人への問題・自分の生き方への問題に発展していき、それなりに悩みがでてきます。
悩むことは大事なことです。
子育てはそれに関わる各人にとっても、各人の育ちの大事な糧になっていくものです。
その糧を糧とせず、また今が大事ということの取り違えから、問題を先送りにしている例が多く見られてきました。
そこにあるのは、「頭ではわかるけど、なかなか問題に立ち向かえず日常をこなすことで精一杯」という理由らしいです。