～　かもり　～　特別古今仕立て　　親王飾り

2016年8月21日公開 / 2016年8月25日更新

テーマ：お雛様

コラムカテゴリ：くらし

福順号、こだわりのセットをご紹介♪

今回は清水久遊さんの特別製作品のお雛様です。

しなやかな着せ付けに特徴がある久遊さん、一般的な仕立ては十二単の後ろ部分に綿を入れず、繊細にずらし末広な形状をしております。

今回ご紹介させて頂いた作品は、古今雛仕様となっており、後ろに綿を入れボリューム感を出しております。

久遊さんの着せ付けで、このタイプの仕立、実は過去にもご紹介させて頂いた作品『注目のお雛様『あてやか』です。清水久遊　京七番親』と背後は同じ仕立てです。

しかしながら今回は『三五（京十番）サイズ』での制作、お人形は小さくなれば比率などのバランスが難しくなるのですが、さすがは久遊さんです。見事な仕上がりでボリュームを点けてきています。

お顔も、前年発表された熊倉聖祥（くまくらせいしょう）さんの新作です。

きりっとした美男美女のお顔となっており、前年は当店でも人気が二分致しました。

ホームページにて多数画像をご用意いたしております。

飾り台はお人形に対して、若干幅広の84㎝でゆったりとコーディネート、着せ付けはもちろんの、衣装の素材、色の合わせ方、どれをとっても一流です。

その他のこだわりポイント

★人形・・・こちらのサイズはお殿様がセパレート式、お姫様は本着せとなっております。衣装の色目が重厚なシルク製。
また、お姫様の引腰には「お子様が健やか育ちますように」と地元八百富神社のお祓いを受け、その証として印を巻いております。。衣装の色目が重厚なシルク製となっております。

★桐箱・・・ここ数年紙箱が一般的になっていますが、当店では清水久遊さんのお人形はすべて、工房に用意して頂いた桐箱仕様となっております。

★雪洞・・・プラスチック製のコードレスタイプとなっております。火袋もシンプルな白一色の和紙タイプとなっております。

★紅白梅・・・蚕の繭を染め上げ制作され、上品でふっくらとしたデザインです。屏風の白和紙、前飾りの紅玉と色合わせさせて頂いただき紅白色でコーディネート。

★紅玉・・・国産の有田焼の紅玉となっております。差し色として、今回は赤をご用意いたしました。

この記事を書いたプロ

人形選びのプロ

江戸唐音（福順号）

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