『態々』 御来店ありがとうございます。
お客様からのリクエストを受け、一緒にコーディネートさせて頂いた作品をご紹介♪
平安優香さんの京十番サイズの親王飾りです。
金襴の織った生地ではなく、藤紫に染めた衣裳を女雛(めびな)、男雛(おびな)の共柄にしています。
※『共柄(ともがら)』・・・姫、殿の衣裳が同じ衣装を着せていること。
今回使用した屏風は前回コラムでも使用した人気の屏風で、今回のお客様からも「この屏風を使いたい」とリクエストがありました。
しかしながら、本来「京十二番」「京十一番」用となっており、若干背が低めの品となっています。
そこで、お雛様の下に敷く親王台(しんのうだい・座布団のようなもの)を畳のない薄型に変更し、高さ調整で合わせさせて頂きました♪
↑画像左が畳付きの親王台です。こちらも実は十分に薄型で、一般的なタイプに比べ縁取りの生地もオシャレなデザインとなっております♪今回は屏風の背に合わせるということで、画像右の更に薄いタイプでコーディネート。
畳が無く、艶消しのシンプルな面取り仕様となっております。
雪洞はLEDがほんのりと灯るコードレスタイプの行灯をお選び頂きました。
画像では見づらいですが、行灯には小桜の柄が入っており、背景の押し花屏風、両端の枝垂桜、前飾りの水引にも桜が使用され、全体を桜が囲んでくれています♪
素敵な雛具に囲まれつつ、藤紫の衣裳がしっかり主張をしています。
サイズに合わせ、ご予算に合わせ、お好みに合わせコーディネートさせて頂きます♪
★当店では陳列時、小道具(檜扇(ひおおぎ)や刀、冠、笏(しゃく))は省略させて頂いております。勿論お客様へ納品時は付属してます。ご安心ください♪
以前、お客様に「最近のお雛様は帽子(殿の冠)とか扇が無いのね」とご指摘を受けましたので、念のため(笑)
★ 福順号ホームページ : http://www.hukujungo.com★