素敵なお雛様2013 ③ 『まぶたに焼き付く三段飾りです。 ≪清水久遊 白無垢≫』
過去に惜しまれつつも廃版になってしまった桜橘柄の塗り花、
前年は残りの一点を御買い上げ頂き、シーズン中代わりの品を探すことが出来なかったのですが、今年ようやく見つけることができました。
今回は、その入荷したての塗花をご紹介♪
新たに入荷した塗り花はコチラの三種類です♪
中央のタイプは、夏場に先駆けて入荷し。早々にセッティングさせて頂いた品です。
今回は画像右の、ほんのり紫がかったタメ塗のタイプでセッティングしてみました♪
コチラの色の深さだったら、黒塗りの飾り台にも合いそうだったのですが、
今回は全体に統一感を持たすため、タメ塗の飾り台、屏風、お道具と共に色彩を統一させてのセッティング。
↑橘の柄が入っています。
↑コチラは桜です。
見事な光沢による重厚感、高級感、上質感で全体をまとめてくれています。
ちなみに、お人形は小出松寿さんの特殊制作版の黄櫨染(こうろぜん)親王 です。
定番で制作されている姫様と、衣装の色を変えております♪
飾り台、屏風がオシャレなタイプだったので、衣裳も明るめのタイプで撮影を考えたのですが、落ち着いた雰囲気を出したく黄櫨染(こうろぜん)でのセッティングです。
人形業界では一般的に、「黄櫨染(こうろぜん)には金屏風でしょ!」的なイメージが強いですが、今回は塗りのタイプに♪
雪洞(ぼんぼり)もあえて、色を合わせた燭台(しょくだい・紙で巻いた行灯のようなもの)タイプにしてみました。
両端に飾られる脇役のお花。しかし、コチラのお花は自身を「主張し」、全体と「協調」し、人形の「引き立て役」を見事に演じてくれています。なんとも不思議な感覚です。
「女性が身に着ける宝石もこんな感覚なのかな~」と、宝石などには縁の無い私が、つい考えてしまいました(笑)。
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