岐阜県多治見市立滝呂小学校での講演会「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」
初めて我が子をその手に抱いた時、
なんて可愛いんだろう!
皆さんそう感じられたんじゃないでしょうか。
その可愛さゆえに「良いお母さんになろう!」と決意された方もおられることでしょう。
でも実はこの「良い母親になろう」という思いが要注意なのです。
なぜなら「良い子」を育てるのが「良い母親」であり、我が子をそのように育てようとがんばってしまうからです。
その時子どもは「良いお母さん」であるための道具になってしまいます。
これでは誰のための「良い母親でありたい」かわかりません。
はじめは純粋に我が子のためと思ってしていることがいつの間にか親のエゴにすり替わってしまうことはよくあることで、しかも親はそれに対して無自覚であることが多いのです。
だから「良い母親になろう」なんて気張らずに「無理せず気楽にやろう」くらいの感じで子育てしていくのが一番いいように思います。