第7回子育てパネルトーク「子供と私の自己肯定感を高める言葉がけ」終了しました

長谷川満

長谷川満

テーマ:子育てパネルトーク

 6月30日(日)は午後2時から加古川ウェルネスパークで
 第7回参加型子育てパネルトーク「子供と私の自己肯定感を育てる言葉がけ」がありました。
 25名の方が参加してくださいました。





 最初に河合音楽村の河合先生のチェロの演奏がありました。





 豊かな気持ちになった後、パネルトークが始まりました。


 最初に「子どもの自己肯定感を高める言葉がけ」の例として、
 「子どもに対するプラスの問いかけ」を紹介しました。

 <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?

 これらの問いかけは子どもの気持ちや考えを聞こうとするもので、
 子どもが自分の気持ちや考えを素直に言えて
 それを受け入れてもらう経験を積み重ねることで
 自己肯定感は育まれていくものなんじゃないかなあ、
 という点では四人のパネラーの意見が一致していました。

 星野先生が「自己肯定感って結局、自分が愛されていることを実感することで育まれ、高まっていくと思うんですね。でも、子どもに大好きだよって言わない人も多いし、親の愛情がうまく伝わっていないこともあると思います。もっと親の愛情を言葉で伝えていってもいいよね。」て仰っていて、その通りだなって共感しました。





 いくら子どもの自己肯定感を高めようと関わろうとしても、母親である自分自身の自己肯定感が低ければ難しいよね、て話から自分自身の自己肯定感をどう高めればいいのだろうという話題になりました。
 下の資料をもとにそのことについても語り合いました。





 10番の「子どものことは子どもに任せる」で子どもに任せてしまったら、ゲームばっかりになってしまって宿題が後回しになってしまいませんかという質問がありました。

 もちろん、そういうこともあるでしょう。
 その結果、宿題が出来ていないと次の朝になって騒ぎ出すかもしれませんし、学校に行って先生に叱られるかもしれません。
 その子の取った行動の結果は当然のことながらその子が負わなければならないわけで、それはその子がその経験から学べる機会が与えられたとプラスに考えたらいいんじゃないでしょうか。

 「でも、子どもに任せたら好きなことばかりして、やらなければならないことは全部後回しになりませんか?」

 それはそうなるかもしれません。
 子どもさんにもよりますしね。
 また子どもも学習しますから、言わなくても「やらなければいけない」ことを先にするようになるかもしれません。

 大切なのは「やらなければいけないこと」を優先することばかりがいいことではないと親が自覚していることです。

 皆さんにとっても
 日常やらなければいけないことって山ほどありませんか?
 一つのことが済んでも、あとからあとからどんどんやらなければいけないことがあって、
 そればかりを優先していたら、いつまでたっても本当に自分が「やりたい」ことなんてやる時間は来ません。

 私たちが生まれてきたのは義務を果たしにきたわけではなく、
 この人生で「やりたい」ことをやりに来たり、
 この人生を「楽しみ」に来たわけであって、
 「やらなければいけない」ことばかりで
 「やりたい」ことがやれなければ人生は本末転倒です。





 僕が「1本のいい映画を見た後のように心を軽くするような講演がしたい」という夢を10数年前に持って、
 その夢のために家族にも経済的に迷惑をかけ、親兄弟に借金までしているような状態の時がありました。
 その時「夢を追いかけるのもいいけど、まず家族の経済的安定を一番にするべきだし、借金も全部返し終わってから自分の夢を追いかけたらどうなん。」と言われたことがありました。
 
 誠にごもっともなご意見で、その正論に対して何も言い返すことはできませんでした。

 でも、こういうふうにして真っ当な正論によって「夢」て潰されていくんだなと思いました。

 僕はその時、自分の心に問いかけてみて
 「もし、この人生でこの夢が叶わないとするならそんな人生はいらない。
  僕がこの人生でしたいのは『1本のいい映画のような講演をする』ことであり、
  それができないのであればそんな人生は死んでいるも同然だ。
  何を言われようが自分の信じた道を進むだけだ。
 とかえって夢への情熱を再確認したことがありました。

 僕は「やらなければいけない」ことを後回しにして、「やりたい」ことを夢中でやっている子どもの姿、それを楽しんでいる姿を悪いことだとは思えないんです。
 
 そのようにお答えしました。

 そのほかにも参加者の皆さんとお互い私生活の話や深い話を語り合いました。
 パネルトークを2時間しっかりした後も、個人的に多くの方が相談に来られました。

 そういう意味でとっても中身の濃い時間になりました。

 これからも子育てパネルトークは続いていきます。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。




        < リンク >

 
 講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
 https://www.kouenirai.com/profile/3820

 システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
 https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm

 教育講演・人権講演のテーマや内容については
 http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/64075/

 子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
 http://www.hariat.co.jp/ksg/

 長谷川満の見方が変わる相談室
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/448895890.html

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長谷川満
専門家

長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

長谷川満プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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