岐阜県多治見市立滝呂小学校での講演会「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」
いよいよ公立高校入試が目前に迫ってきました。
受験生たちには、持てる実力を100%出し切って悔いのない受験をしてもらいたいと願うばかりです。
ところで本番でこの「持てる実力を100%出し切る」ことは意外と難しいものです。
それはフィギアスケートをはじめ様々なスポーツを見ていればよくわかります。
「失敗はできない」というプレッシャーから普段はしないようなミスをしてしまったり、ミスがミスを呼ぶ悪循環に陥ってしまったり・・。
ですからアスリートたちは、本番で100%実力を出し切るためにはどうすればいいのかをすごく考えていますし、そのための努力も惜しみません。
そういう意味では、1点2点を争う高校入試において受験生たちももっと自分の実力を出すための工夫や努力が必要であるように思います。
そこで今日は受験において、どうすれば自分の実力を出し切ることが出来るのかについて書いていきます。
まず、最大の敵は「あがる」ことではなくて「焦る」ことであることを自覚しましょう。
俗にいう「あがる」とは緊張して平常心ではいられなくなることですが、大事な本番を前にすれば誰だって平常心ではいられません。ドキドキもしますし、体が震えてくることだってあるでしょう。
でも意外と本番になってしまえばそれに集中することで『あがる』ことが抑えられた経験もおありだと思います。
つまり「あがる」のは本番前であって、本番になってしまえばその影響は少ないということです。
マイナスが少ないだけでなく、緊張感は集中力に繋がりやすく、かえっていいパフォーマンスが出たりするのも緊張感があるからこそだと考えられます。
ただ「あがる」ことが「焦り」につながることには注意が必要です。
不安感から「早く読まなければ」「早く解かなければ」と考えてしまうと・・、
その焦りからわかるものもわからなくなってしまったり、
見落としによるミスを犯してしまう、
なんてことにもなってしまうのです。
ですから入試本番前で一番大事なのは、
あがってもいいけど、それが焦りにならないように、
「あがってもいい。それでいい。
だけど問題文は丁寧に正確に読もう。
計算も焦らず、慎重にしよう。
わからない問題があっても大丈夫。
それは後回しにして、まずは自分が解ける問題をしっかりと解く。」
そう自分に言い聞かせることが大事です。
こういう心構えが点数に及ぼす影響は決して少なくなく500点満点の入試において20~30点は変わってきます。
20~30点の差は高校入試においては決定的です。
最後に「入試本番心得」を載せておきますので、ぜひ参考になさってください。
ちなみにこの心得、姪が大学の後期試験の時に参考にしたら難関大学に受かることができたので、大学受験生にも効果があります。
『 入試本番心得 』
入試本番では、緊張していいからね。
あがっても大丈夫だからね。
でも、あわてないで。
あせらないで。
問題文は丁寧に正確に読み取ろう。
グラフや図も見落としがないように。
わかりづらい時はもう一度
問題文や図を見直そう。
解けない問題があっても大丈夫。
解ける問題だけ確実に解くように心がけよう。
わからない問題や時間がかかりそうな問題は全部あとまわし。
あとで解けそうなものからやればいい。
時計を見ながらペース配分。
10分ごとに時計は見よう。
5分余るくらいがベスト。
もし迷ったら、
はじめの答えのままにしておこう。
正答率は最初の答えの方が断然高い。
さあ
あとは全力を尽くすのみ。
勇気を出して
いざ進め!
< リンク >
講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
https://www.kouenirai.com/profile/3820
システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm
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http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/64075/
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