アドラー心理学の子育てには「対等な関係」だけでなく「共同体感覚」の養成が必須
11月4日(日)は午後2時から加古川ウェルネスパークで
第6回子育てパネルトーク「本当に頭のいい子に育てる7つの秘訣」がありました。
加古川ウエルネスパークは自然いっぱいのところに音楽ホール、図書館、整備された散歩道、水遊び場等、子ども連れでも安心して過ごせる場所です。
その中のセミナールームで開催しました。
窓からはこんなに綺麗な景色も。
最初に河合夫妻によるチェロ演奏がありました。
とても豊かな気持ちになってパネルトークスタートです。
本当に頭のいい子ってやっぱり
自分らしく幸せに生きていける子だったり、
どんな時代になろうとたくましく生きていける子だったり
そんなイメージはパネラ-4人とも共通していました。
では、どうすればそういう子に育つのか?
まずは日常的に「あなたはどう思う?」と子どもの考えを聞くことが大切。
そうすることで子どもは自分の頭で考えるようになる。
普段の生活の中で自分だったらどうする?
と考える習慣は様々な場面におけるシュミレーションをしていることになる。
それが実践的な知恵につながっていく。
「自分で考えて、自分で決めて、自分から行動する。」
そういうことから主体性が育まれて、
自分の人生を主体的に前向きに生きられるようになっていくと思う。
また「好きなこと、夢中になれることを好きなだけやらせる」。
ボ~ッとしてる時間だったり、暇にしている時間だったり、一見時間の無駄のように思える時間こそ確保すべき。
そういう時間の中から子どもは自分の好きなことを見つけ出したりするわけだから、そういう余白の時間を持たせる心の余裕が親にも必要なんじゃないか。
発達障害の子どもの相談や
小学5年生の子に対しての愛着形成のあり方、
そういう質問がパネラーに投げかけられました。
発達障害にしても愛着形成にしても、
キーワードは「安心感」。
まずは子どもが安心できることが一番。
安心できることにより子どもの心にも余裕ができると、
こだわっていたことも譲れたり、
特性の悪い面がましになったりもする。
そのためには母親である自分の気持ちを優先するのではなく、
もっと子どもの心の声に耳を傾けて、
子どもにとってどうすることが安心につながるのか、
子どもはどうしたいのか、
そういう子どもの気持ちに添った対応が必要。
小学5年生の愛着形成については、
親から子への愛情表現も子どもが小さいうちは
積極的にスキンシップをとったりでいいのですが、
子どもが小学5年生にもなると
そういう積極的な愛情表現ではなく、
「子どもの話をゆっくり聴く」
「子どもの気持ちを尊重する」
「子どもを信じて子どもに任せる」
そういう聞く、尊重する、信じる、任せるといった受身的な愛情表現こそが必要になってくる。
子どもが何かを求めてくればそれに応える。
そういう受身的な接し方が望ましい。
それは子どもの気持ちを大切にすることにもつながる。
ただし、その子と二人きりで映画に行く、お好み焼きを食べに行くのはいいと思う。
それは誘ってみてもいいのでは。
いい反応が返ってくれば二人でお出かけしてみては。
そのようなやりとりがありました。
今回の子育てパネルトークは10名前後の参加で、少人数だったせいかいい意味で濃いトークが1時間30分から2時間ほどできたように思います。遠く岡山県倉敷市から参加してくださった方もおられました。 参加してくださった皆さん本当にありがとうございました。
< リンク >
講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
https://www.kouenirai.com/profile/3820
システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm
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