第49回ペアレントセミナー「発達障害傾向を改善する5つの接し方」ありがとう<後編>
第48回ペアレントセミナー「大人の自己肯定感を高める10の方法」ありがとう1
https://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/5004471/
第48回ペアレントセミナー「大人の自己肯定感を高める10の方法」ありがとう2
https://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/5004880/
第48回ペアレントセミナー「大人の自己肯定感を高める10の方法」ありがとう3
https://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/5004954/
第48回ペアレントセミナー「大人の自己肯定感を高める10の方法」ありがとう4
https://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/5005221/
このアクアタイムズ「決意の朝に」という曲はアニメ映画「ブレイブストーリー」のテーマ曲だったんです。
実はこの映画の中で主人公のワタルが、自分の心から排除してきた「恨みや憎しみ」の権化となったもう一人の自分と戦うというシーンがあるのですが、その戦いの中でワタルは気付きます。
「これは僕自身なんだ。戦っちゃダメだ。受け入れるんだ。」
そして自ら武器を捨て、もう一人の自分が剣を振りかざして向かってくるのに対して、自分を捨て両手を広げ迎え入れようとします。
そうすると、敵であるはずのもう一人の自分がスーッと消えていくんです。
ワタルがその胸に受け入れることができたのです。
その途端、
「辛かったんだ・・、悲しかったんだ・・、寂しかったんだ・・」
とワタルは涙を流します。
自分が否定したい自分自身の思い。
それは人により様々です。
寂しさであったり、弱さであったり、
悔しさであったり、
でも、それらはすべて大切な自分の一部です。
否定し、排除すべきものではありません。
それら自分の弱さを受け入れることこそ、本当の勇気であり、本当の強さなのだと思います。
それが自己受容であり、
ありのままの自分を受容できたからこそ
ありのままの自分を肯定できるのです。
9、自分の素直な気持ちをそのまま伝える
それは自分が自分を大切にするということです。
自己肯定感の低い人は、自分の素直な気持ちや要求を言うのに抵抗があるんですね。
どうしても口にすることに引け目を感じてしまうんです。
そもそも何故自分の素直な気持ちを伝えられないか?
それは自分の素直な気持ちを「恥ずかしいもの」「いけないもの」と感じているからです。
自己肯定感を高めるには、まず何よりも「自分の素直な気持ち」を認める、受け入れる、肯定するということが大事です。
そして認め、受け入れ、肯定した証としてそれをそのまま伝えるということです。
10、子どものことは子どもに任せる
自己肯定感というのはわかりやすく言うと、
「ダメな自分を許す。ありのままの自分を受け入れる。そしてそんな自分を好きになって自分のことを大切にする。」ということです。
これができるようになると、子どもの欠点が許せるようになり、ありのままの子どもを受け入れ、ありのままの子どもを愛せるようになります。
自己肯定感と他者肯定感は合わせ鏡なんです。
自分のことが許せるようになると、他人のことも許せるようになります。
こうなるととっても楽なんです。
これは逆でもいいんです。
子どもの欠点が許せるようになると、自分のダメなところも許せるようになります。
ありのままの子どもを受け入れ、愛せるようになると、ありのままの自分を愛せるようになります。
ここで紹介したい詩があります。
詩「自分らしく幸せに生きる方法」
正しい方ではなく
楽しい方を
得な方ではなく
幸せな方を
人から認められる方ではなく
自分の好きな方を
「選べばいい」と子どもに言う
by はせがわみつる
自分に対しては「楽しい方を、幸せな方を、好きな方を」選べるようになっても子どもにはそれを認められないのであれば、その方の自己肯定感は本物とは言えません。
子どもにこのように伝えられた時、そしてそれを貫けた時、皆さんの自己肯定感は本物だということです。
子育てにこそ本音が出るものなんです。
そしてそこが変えられると自分も変えることができるのです。
自己肯定ができると他者肯定ができる。
自分をOKだと思えると他の人のこともOKだと思える。
それはお互いにとって、とても幸せなことだし、健康的な精神状態です。
今日は「大人の自己肯定感を高める10の方法」として10個紹介しましたが、これを全部やる必要はありません。
この中で自分が「いいな」と思った3つに丸をつけて、それをこれから毎日心がけるようにして下さい。
それで自己肯定感は確実に高まります。
でも、すぐではありません。
まずは2週間。
それで何かしら小さな変化を実感できるでしょう。
1ヶ月が過ぎる頃には、周りが変わっていることを感じられるでしょう。
それはあなたの自己肯定感が高まったからです。
本日はご清聴ありがとうございました。
そうご挨拶した後、いきものがかりの「なくもんか」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
(こちらのブログ記事で歌詞を見ながら曲を聴いていただけます)
http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/461760322.html
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。