オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
昨年の4月に来日された元ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ氏が講演で日本の学生に語られた言葉の中に、こんな言葉がありました。
私は「最後の審判」を信じていません。
でも何らかの人生の時点で、鏡の前に立ち止まって自分自身を見つめるときが来ることはあると思っています。
そんなとき、これまで何かをやろうとして、何度も失敗したけど、行動に移した数々のことを思い出すかもしれません。「100やりたかったことがあるとすれば、5しかできなかったけど、行動に移すことができて有意義だった」と思えるかもしれません。
でも反対に、「私は人生で何もしてこなかった」「私の人生は浪費の連続だった」、「誰に対しても、手を差し伸べなかった」、「誰かのために時間を費やすことなんてなかった」と思うこともあるかもしれません。
そんな人は、鏡の前に立ち止まったとき、自分の姿を見て失望するでしょう。そこに映っているのは、自分のエゴイズムでしかないからです。
すべての生命はエゴイズム(利己主義)を持っています。それは自分自身を守るために、自然が私たちに与えてくれたものです。でも、人間はひとりでは生きていけません。必ず他者を必要とする生き物なのです。
他人に勝つために戦うのはやめてください。そうではなくて、自分自身の心の中にあるもののために戦うのです。
この言葉の中で一番印象に残ったのが次の言葉です。
>でも何らかの人生の時点で、鏡の前に立ち止まって自分自身を見つめるときが来ることはあると思っています。
こういう瞬間って本当にあるように思います。
不登校をはじめ多くの親御さんの悩みを聞いてきましたが、いつも感じるのは「その子をどうするか?」ではなく、まず親である自分のあり方やどんな価値観で生きてきたのか、夫や妻との関係、実の親との関係、義理の親との関係、そういうことが問われていると感じることが多いのです。
まさに、鏡の前に立ち止まって自分自身を見つめるときが来ている。
そんなふうに感じます。
でも、それがどんなに勇気がいることか。
ありのままの自分の姿を直視できる勇気は相当なる勇気です。
自分のエゴイズムをはじめそのありのままの姿を見つめることが出来たら、そこから人生は変わり始めます。
僕はいつも子供さんについての相談に乗るとき、それを頭においてご相談に乗るようにしています。
(ブログ「長谷川満の親学講座」2016年6月13日の記事より)
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お陰さまで家庭教師システム学院は今年の12月1日に創立30周年を迎えます。
つきましては2017年10月1日〜12月29日に入会される生徒様につきましては
入会金は半額の10800円とさせていただきます。
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