6年生(上)の教科書『風切るつばさ』より 〜不登校について考える〜
今指導している中3で不登校のA君と僕はある計画を立てています。
それは「1学期中間テスト、数学で70点以上取る!」。
今年3月から週1回で彼の指導を始めました。
中1から不登校だったので、中1で習う数学の基礎「正の数、負の数」から教え始めました。
教えてみると飲み込みは悪くありません。
本人も「わかる、わかる」「できる、できる」という感触を得て、
回を重ねるごとにやる気が出てきました。
「先生が宿題出してくれるから助かります。宿題でもないと自分では勉強しませんから。」
そんなことまで言ってくれるようになりました。
3回目の指導の時に
「この調子やったら、3年生の中間テストで70点以上取れるかも」
僕がそう話すと嬉しそうに「頑張ります!」て答えてくれました。
先日、お母さんと電話で話す機会があった際、
「息子は家庭教師の日を楽しみにしています。」
なんて嬉しいことを教えてくださいました。
今日が指導を開始して6回目の指導だったのですが、
「1、2年の『式の計算』も終わりかけやから、次からは3年生の内容に入れるで。」と声をかけたら、
「やったー。よし!」と笑顔で答えてくれました。
指導を開始するまではどちらかというと気力とか希望とかと無縁な感じだったけど、最近は気力も希望も感じられるようになってきました。
数学は積み重ねの科目ではあるのですが、
「数式の計算」「方程式」「関数」「図形」「確率」
とそれぞれに独立しているので、
1、2年の「数式」だけの復習であれば6、7回で取り戻せたりするのです。
そうすると、中1からずーっと不登校で勉強してこなかった生徒でも、
3月から指導を始めて、5月の1学期中間テストで70点以上取ることも
不可能ではありません。
別にいい点数を取ることが目的ではありません。
自信を持って欲しいのです。
「やったら出来る!」という自信が前向きに生きる原動力になるからです。
子どもを育てる上で一番大切なのは、この『自信』です。
「自分はやれる!自分ならやれる!」
そういう自信から積極性も主体性も生まれます。
だから僕は家庭教師としてどの生徒にも自信をつけてやりたいのです。
勉強が出来ようが出来まいが、
学校に行っていようが行っていまいが、
「君は必ず出来るようになるで。」
「君には力があるで。」
「君は素晴らしいで。」
「君にはいっぱい良い所あるで。」
そういう認める言葉、褒める言葉、勇気づける言葉で
『自分なら出来る!』
そう思ってもらいたいのです。
そのためには「点数を取らせる指導」技術も必要ですが、やる気を引き出す言葉がけも大切です。
でも、その言葉がけは「あたたかくて信頼し合える関係」があってこそのものであって、そういう先生と生徒との信頼関係を築くこともしないで言葉だけいいことを言ったとしても、それは子どもには伝わらないし、ちっともやる気にもなってくれません。
いい家庭教師指導のためには次の3つが必要です。
1、優れた指導技術や豊富な指導経験
2、やる気にさせる言葉がけ
3、あたたかくて信頼し合える関係
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