オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
先日9月6日の日曜日、事務所で仕事をしていると一人の男性が尋ねてこられました。
28年以上前にうちでアルバイトをしてくれていた大学生でした。
もう彼も40代後半になっていてパッと見ただけでは誰かわかりませんでした。
それはただ年齢を経たせいだけではなく、生活の疲れからくる外貌の変化も加わっているようでした。
彼は当時、この地区で最も偏差値の高い高校を卒業し有名私立大学に通っていました。(単位が足らなくて大学は中退したそうです。)
彼は朝早くから新聞配達をし奨学金を得ながら大学に通う苦学生でした。
家の経済状態が苦しく、その有名私大から国公立大学への再受験を考えているようでした。
真面目で、純粋で、実直な感じの青年でした。
彼が僕を訪ねてくるのはこれで2回目です。
5年ほど前にも一度、ふらっと事務所に来ました。
前回も今回も目的は同じでした。
「お金を貸して下さい」ということでした。
「1万円でもいいです。それが無理なら5千円でも・・」
家は貧乏だったかもしれないけれど、一度は有名私立大学にも進学していたのにどうしてこんなことになってしまったのでしょう・・。
僕は彼にこんなふうに尋ねてみました。
「君はもともと頭もいいんだし、日給仕事ではなくもっと君の能力を生かせる仕事を見つけたらどうかなあ?」
「いや、僕にはもうそんな力も根気もありません。昔は本も読みましたが、今は全然です。」
彼の可能性が開けるような助言をしてもそんなふうに「自分には力がない」と全て否定していました。
この社会で生きていく上で、そして自分の人生を切り開いていく上で一番大切なのは、
学歴でも、お金でも、コネでもなく、
「自分には力がある」という自信と希望なのだと思います。
それが「よしやるぞ!」という勇気に、そして行動につながっていきます。
自分には力があると思うからこそ努力もするわけで、自分にはそんな力がないと思えば努力する気も「よしやるぞ!」という勇気も湧いてこないでしょう。
僕が生徒たちに伝えたいことは、
「君には力がある。君にはこんな良い所がある。君は素晴らしい。」ということです。
生徒たちが実際に自信と希望を持てるように接すること。そういう指導をすること。
それが家庭教師にとって一番大切なことだと思います。
(ブログ「長谷川満の親学講座」より)
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