オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
<もしイソップ物語『アリとキリギリス』の結末がハッピーエンドだったら・・>
あつい夏の間、働き者のアリたちはせっせとえさを巣穴へと運んでいました。
いっぽう、のんきで陽気なキリギリスは昼は昼寝をし、夜になると得意のバイオリンを弾いて夏じゅう愉快に過ごしていました。
やがて秋が来て、さむい冬になりました。
食べるものがなくなったキリギリスはアリの巣穴へとやってきて、こう言いました。
「私はあなたたちがせっせと働いているときに遊んでおりました。そのせいで今、私は食べるものが一つもありません。何か食べる物を恵んでいただけませんか。」
するとアリたちは、
「私たちはあのあつい夏の昼間に働いて、夜疲れた体を横たえていた時、いつもあなたの心地よいバイオリンの音色が聞こえてきました。その楽しそうな音楽に心癒されたものです。そして、明日の仕事も頑張るぞと思ったものでした。あの時は何もお礼をせずにそのままにしてしまいました。今、こうして幸運にもあなたに会えて、お礼をする機会を得ました。どうぞ、遠慮なくお召しお上がり下さい。そして、もしよろしければあなたのあのバイオリンを弾いていただけませんか。ちょうどパーティーをしようと思っていたところなんです。」
そう言うとアリたちはキリギリスを招き入れて、冬の間じゅう楽しく過ごしました。
めでたし めでたし。
*これは僕の創作でして、本当の「アリとキリギリス」の話では怠け者のキリギリスは食べ物ももらえず飢え死にするという結末です。
アリはアリで働き者で素晴らしい。
キリギリスものんきで陽気で素晴らしい。
アリはアリで働いて、役に立って素晴らしい。
キリギリスものんきでゆっくりしてて、こっちもゆっくりできるし、陽気に遊んでくれるお蔭でこっちも楽だし、楽しめる。それはそれで生活に潤いが生まれて素晴らしい。
そういう社会のありかた、そういう家庭のありかたがあってもいいように思います。
それぞれがそれぞれの好きなことや得意なことをして、結果的にみんなの役に立っている。
たとえ、今は役に立たないように見えても、これからも役に立たないように見えても、未来はどうなるかわからない。それがいつ役に立つようになるかわからない。だから、彼は彼でいい。彼は彼のままでいてもらおう。そんな寛容な社会のありかた、家庭のありかたは無理なのでしょうか。
家庭からならできそうな気がします。
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