第44回ペアレントセミナー「アドラー心理学の子育てについて考える」 ありがとう<後編>
<前編>から読みたい方はコチラ→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/416494923.html
どうして自分は子どもに求めてしまうのだろう?
どうして自分はありのままの子どもを愛することが出来ないのだろう?
そう悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
それは「今のそのままの自分を愛していないから」です。
欠点もある、ダメな所もある、弱い所もある、ずるい所もある、そんな自分を許していないから、受け入れていないから、子どもの欠点やダメな所も許すことが出来ないし、受け入れることが出来ないのです。
自分を愛するとはどうすることか?
それは自分に我慢ばかりさせないで、自分がしたいと思うことは自由にさせてあげることです。
ゆっくりするでもいいし、服買うでもいいし、仕事やめたかったら仕事やめるでもいいし・・、
自分で自分を幸せにしてあげること。
それが自分を愛することです。
自分に我慢ばかりさせて自分のことは二の次、三の次にばかりしていてはちっとも自分を大切にしていないし、愛していることにはなりません。
だから自分を愛せるようになるための第一歩は
「我慢することをやめる」ことです。
そして第二歩は
「したいことをする」ことです。
我慢しないで自分がしたいことをするようになると自分が好きになります。
自分を大切にするとはどういうことか?
それは自分の「素直な気持ち」を大切にするということです。
自分の気持ちを我慢して押さえ込むのではなく、その気持ちを素直に口に出す。
その気持ちに素直に従って行動する。
それが自分を大切にするということです。
では最後 3、「子どもを尊敬する」(もうすでにあなたは素晴らしい)
戦国時代に日本にキリスト教が伝えられたわけですが、宣教師たちや初期の信者たちはキリスト教の「愛」をどう訳すかに苦心していました。
その当時すでに「愛」という言葉は日本語として使われていたのですが、それは上の者が下の者を可愛がるという意味でしかなかったのです。
そこで宣教師や信者たちは「愛」をどう訳したのか。
「ご大切」と訳したのです。
たしかに「愛する」とは、その人のことを「大切にする」こと、「大切に思う」ことですね。
でも「大切」」ではなく尊敬の「ご」をつけたのです。
愛とはただ相手を「大切に思い」「大切にする」だけでなく、そこに相手に対する尊敬の気持ちが加わってこそ愛は全うされると考えたのです。
夫婦にしてもお互いに尊敬し合う気持ちがあってこそ、その愛情は完全なものとなるように思います。
親子もお互いが尊敬し合う気持ちがあってこそ、本当の信頼関係も築かれるように思います。
ところで話は変わりますが、
みなさん「あいのり」ていうテレビ番組覚えてらっしゃいますでしょうか。
あの番組のテーマが「地球一周無期限の旅。真実の愛を探す旅」だったんですね。
結婚生活、家庭生活、そして子育てこそ真実の愛を探す旅なんじゃないかなあと思います。
家庭はラブワゴンで、家族はあいのりメンバーで、
悩んだり苦しんだりしながらそれぞれに成長しているのだと思います。
真実の愛、自分が求めている愛とは本当はとても身近なところにあるのだけれど、
気がつかないだけかもしれませんね。
自分が自分に素直になれて家族にも素直になれた時、
はじめからそこにあった愛に気づくのでしょう。
どうぞ皆さん、今そこにある幸せを大切に子育てしていって下さい。
そんな皆さんにエールの気持ちを込めてこの曲をプレゼントします。
あいのりの主題歌「明日への扉」です。
この曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。
講演後の質疑応答もたくさん質問して下さって盛り上がりました。
早速ペアレントセミナーの感想をブログで紹介して下さった方も。
コチラ→http://ameblo.jp/frauyoko-monaka/
参加して下さった皆さんありがとうございました。
早速ブログで紹介してくださったり、コメント下さった方もいてとても嬉しいです。
また次回お会い出来るのを楽しみにしています。
これからも参加して下さった皆さんが自分自身をゆっくり振り返る時間として、心に気づきが生まれる場として、そして帰る時には何か心が軽くなっていたり、あたたかくなっていたりするペアレントセミナーをお届けしていきたいと思っています。
次回ペアレントセミナーは7月12日(日)です。時間、場所とも同じです。
今回のつづき「親学10か条」の4番~7番を解説していきます。
子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
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親も子も幸せに成長していくヒントがいっぱい!
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気づきがいっぱい!子育てコラム「あなたのままで100点満点」
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