私が子どもを受け入れて、子どもにやさしく耳を傾けることができる時

長谷川満

長谷川満

 カウンセリングの創始者カール・ロジャーズは

 「私が自分自身を受け入れて、
 自分自身にやさしく耳を傾けることができる時、
 そして自分自身になることを私が許す時、
 私はよりよく生きることができるようです。
 言い換えると、
 私が自分に、あるがままの自分でいさせてあげることができる時、
 私はよりよく生きることができるのです。」
 と言っています。

 これを‘自分自身’のところを‘子ども’にして、
 僕なりの解釈で意味が通るように変えてみると、

 「私が子どもを受け入れて、 
 子どもにやさしく耳を傾けることができる時、
 そしてその子がその子であることを私が許す時、
 子どもはよりよく生きる(成長する)ことができるようです。
 言い換えると、
 私が子どもに、あるがままの自分でいさせてあげることができる時、
 子どもはよりよく生きる(成長する)ことができるのです。」

 では、あるがままの自分や子どもを心の底から受け入れると、どう変化するのでしょうか。

1、自分にも子どもにもやさしくなれる。
2、自分のことも子どものことも、もっと信頼するようになる。
3、他の人のことも許せるようになり、受け入れられるようになる。
  
 子育てを通じて、自分をより受け入れられるようになり、他人を受け入れられるようになり、自分も他人も信頼するようになる・・、
 それは同時に、子どものことも、よりいっそう受け入れ、信頼するようになることを意味し、そのことが子どもの健全な成長を促すんだと思います。

 そして、子どもも人を許し、受け入れられる人間に育つのだと思います。

 



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長谷川満(家庭教師)

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