小学校の子育て講演会ではこんな話をしています 〜力を抜くと浮く、水泳を教える名人の教え方〜

長谷川満

長谷川満

 先日といいましてもこれはもう4年ほど前の話なのですが、
 どんなに泳げない子どもでも泳げるように指導する「水泳を教える名人」のおじさんがテレビに出ていました。
 実際に、5mしか泳げなかった小2くらいの女の子が、2~3時間後には25m泳げるようになっていました。
 指導のコツを説明していたおじさんはこんなことを仰っていました。
 「みんな、泳げない子に、がんばれがんばれっていうけど、がんばったら力が入って体が沈んでしまう。そうではなくて、力を抜いて楽になったら、自然に体が浮く。まずは浮くことが大切。」

 これって、何事にも言えるような気がしませんか?
 日本人は、とかく無理してでも頑張るのが大好き。
 でも、頑張りが逆効果になるときも。
 家庭教師でも、なんとか子どもの成績を上げようと先生が頑張り過ぎると空回りしてしまったり、講演でも熱心に熱く語れば語るほど、聴いている方はしらけてしまったり・・、
 頑張ればいいってもんじゃない。
 もっと楽に、もっと自然体でいく方がうまくいくのかもしれません。
 
 子育ても同じで、頑張るんじゃなくて
 もっと楽に、もっと自然体で関わるようにして、
 子どもにも頑張らせるんじゃなくて、
 もっと楽に、もっと自然体でいさせてあげたらいいんじゃないでしょうか。
 そうすると、楽に上手に子育てが出来るように思います。

 頑張るはもともと「我を張る」から来た言葉だと言われています。
 我意(自分の思い)を無理にでも通そうとして頑として譲らない、というのがもともとの意味だそうです。
 子どもになんとか勉強させようと頑張ると、かえって逆効果になることが多いのも、我の思いを押しつけているからかもしれません。
 もっと、力を抜いて、「こうしよう、ああしよう」と我意を出さずに、流れに逆らわず、「まあ、なるようになるわ」とお天道様にお任せしておくのが一番うまくいくように思います。
 



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長谷川満
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長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

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