子どもの人生を幸せにする言葉4

長谷川満

長谷川満

テーマ:子どもの人生を幸せにする言葉


 「だ~いすき」

 それは「あいしてる」と伝えるということです。

 一昨日の記事で
「人が本当に人に伝えたい言葉というものは究極的には三つしかありません。
 それは、「ありがとう」か「あいしてる」か「ごめんなさい」です。
 それが素直に伝えられたら、どんなにみんな仲良く暮らせることでしょう。」
 と述べましたが、
「ありがとう」も「ごめんなさい」ももうすでに書きましたので
 今日は「あいしてる」について書きたいと思います。


 子どもの問題の80%以上は愛情伝達不足で起こっています。
 愛情不足ではありません。親は子どものことを愛しています。
 でも、その愛をちゃんと毎日伝えているでしょうか。
 子どもはみんな親に愛されたいと願っています。
 そしてそれを確認し、確信したいと望んでいます。
 10歳までの子どもなら毎日「だ~いすき」と愛情いっぱいにハグしてもらいたいと望んでいます。
 そして、その望みが叶えられ親の愛を確信出来た時、子どもは本当の意味で安心することが出来ます。
 安心することによって自己成長力が十ニ分に働き、子どもは最もよいタイミングで、スピードで成長・発達・進歩・向上していくことが出来ます。

 「あなたはお母さんの宝物」
 そう言われることは子どもにとって大きな喜びです。
 自分はお母さんにとって大切な存在なんだ、お母さんに喜ばれる存在なんだ。
 そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しいことでしょう。
 どんなに幸せなことでしょう。
 どんなに自信がつくことでしょう。
 自信というのは突き詰めれば一つの自信に他なりません。
 それは「愛されている自信」です。
 自分は大切にされる大切な存在なんだ、自分は愛される存在なんだ。
 それこそが社会的存在である人間にとっては自信の源泉なのです。
 自信の根っこを育む言葉、それが「だ~いすき」であり「あなたは宝物」です。

 「だ~いすき」とそのままの自分を肯定され、愛されて育った子どもは、
 大人になって、人から「愛されよう」として過度に自己犠牲的に尽くしたり、自分を偽ったりはしません。
 相手に何かしてあげなくても、そのままの自分で愛される。
 愛されるためではなく、心から「そうしたい」気持ちで与え合える。
 それは本当に幸せなことです。
  



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長谷川満
専門家

長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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