第34回ペアレントセミナー『子どもを幸せに育てる10のルール』 <前半>

長谷川満

長谷川満

テーマ:ペアレントセミナー

 昨年12月29日(日)は第34回ペアレントセミナー『子どもを幸せに育てる10のルール』の日でした。
 年末の忙しい時期にも関わらず40名くらいの方が参加して下さいました。



 
  < 子どもを幸せに育てる10のルール >

 1、10歳までは寝る前に「大好き」とハグしてあげて下さい。

 2、好き嫌いは無理に直そうとしないで下さい。それは小さなことです。

 3、急かさないであげて下さい。待つことは愛情です。

 4、子どもの話に耳と心を傾けてあげて下さい。聴くことも愛情です。

 5、そのままを愛してあげて下さい。自信はそこから生まれます。

 6、勉強を強制しないで下さい。強制されると嫌いになってしまいます。

 7、習い事は2つまで。やめたいと言い出したらやめさせてあげて下さい。

 8、甘えさせてあげて下さい。十分に甘えられた子が自立できるのです。

 9、子どもの喜びを一緒に喜んであげて下さい。

10、幸せなお母さんでいて下さい。幸せな親が幸せな子どもを育てます。


 
 これを実際に出来るようになるためには「自分を許すこと」が必要です。
 では、どうすれば自分を許せるようになるのでしょう。

 心屋仁之助さんではありませんが 
 「今から私が言うフレーズを口に出して言って下さい。」
 そう言って一人の方に実際に口に出して言ってもらいました。




 「私はいい母親でなくてもいい」


 「私はもっと私を大切にしてもいい」


 「私はもう頑張らなくてもいい
  私は今の私のままでいい」


 「私はもっと自分のために
  お金も時間も使ってもいい」



 そこまで言うと、その方の目には涙があふれてきました。

 「今、どんなお気持ちですか?」

 「なぜか涙が出て来て・・、泣けてきて・・」

 「そうですか・・。また一人女性を泣かせてしまいました。
  僕は罪な男です。」(会場笑い)

 
 みんなお母さんたちは多かれ少なかれ「いい母親」であろうとし、でも思うようには出来なくて自分を責めているところがあるのです。
 みんなお母さんたちは自分のことは二の次、三の次にして子どものため家族のためを思って、買いたいものも買わず、したいことやりたいことも我慢しているのです。
 でも、心の中では辛抱ばかりさせられている自分は泣いているのです。

 そして、自分に辛抱を強いている張本人は自分自身なのです。
 口に出して「私は◯◯してもいい」というのは、自分が自分に禁止してきた本当の心の声なのです。
 それが言えた。今まではそれを言えなかったのです。
 自分の本当の気持ちを言えた。
 だから涙があふれるのです。
 そしてまた、それは自分を縛っていたものからの解放を促すのです。

 その方は、帰り際「スッキリしました」と言っておられました。




 自分を許すと楽になりますが、子どもや夫を許しても楽になるんですね。

 「私はもう夫のことを許してもいい」

 「私は夫に機嫌良く接してもいい、やさしくしてもいい」

 「私は子どもの欠点やダメなところを許してもいい」

 「私は子どもを公立高校に入れなくてもいい
  私立高校でもいい、お金がかかってもいい」

 「私は家事を手抜きしてもいい
  子どもも勉強を手抜きしてもいい」

 「私はしんどい時は仕事に行かなくてもいい
  子どももしんどい時は学校に行かなくてもいい」

 「私はだらしなくてもいい、のんびりしてもいい
  子どももだらしなくていい、のんびりしてもいい」


 皆さん、どうでしょうか?
 夫や子どもを許すと楽になるでしょ。
 なぜでしょうか。
 それは「許すことは許されること」だからです。

 
 (後半につづく→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/384023974.html




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長谷川満
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長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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