オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
ブログ「長谷川満の親学講座」の2012年9月21日の記事http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/293519360.htmlに入っていたコメント欄より
今週、子供が学校に行けなくなりました。プライドが高く理由は言いませんが、朝になると吐くのです。行きたくても行けないらしいです。たぶん、中1ギャップ・・・
私は、見守ってあげようという気持ちよりも、心配・不安の気持ちが勝ってしまい、今朝、子供に対して怒鳴ってしまいました。
また子供に対して、かわいそうなことをしてしまいました。いつも、そうなんです。あったかい自分でいられたかと思うと、非常に冷たい自分がいて・・・自分の方が病んでるのではないかと思えます。
じっと寄り添って、自分はどうありたいのか・・・見守りたい・おおらかでありたい。そうは思っても、なかなかうまくいきません。難しいですね。子育て(己育て)って。
Posted by たー at 2012年09月21日 17:18
たーさん
じっと寄り添ってやりたい・・
おおらかに見守ってやりたい・・
そうは思ってもうまくいかなくてあたり前です。
そう思う反面、一方の本音では
「このまま行けなくなったらどうしよう」という不安も強くあるのですから。
きっと、どちらの気持ちも本当の気持ちなんだと思います。
人間の心って複雑ですね。
僕はね、たーさん。
怒鳴ってよかった、て思うんです。
それが今の生のたーさんの姿なんだし、偽りのない「そのままの姿」を出せたのですから。
かっこだけ、おおらかで見守るふうな感じを演じてみせても、心の中は不安だらけで学校に行ってほしい気持ちでいっぱいなんて不誠実な気がします、子どもに対して。またすぐ見破られます。
あったかい自分も本当なら、冷たい自分も本当。
ちゃんとうまくできる自分もいれば、
うまくできない自分もいる。
それが
人間の生の姿なのだと思います。
そして、それを良い悪いで裁かない。
怒鳴ってしまう自分を自己批判しないで見る。
そうなってしまう自分を受け入れる。
あー、今の自分は子どもの気持ちより、自分の不安とか自分の気持ちの方が勝ってしまうのかなあ・・、とか。
でも、だれだって我が子がこういう状態になったら、こうなっちゃうよなあ・・とか。
子どもに寄り添うとか、大らかに見守るって口でいうのは簡単だけど、実際は大変なことだったんだなあ・・とか。
そうして自分を自己批判せずにそのまま見ることが、学びの最初なのです。己育ての一歩目なのです。
そうして自分を批判せずに、あたたかく理解しようとしていく、今はそういう自分なんだと自分を受け入れていく。
そうすれば、子どもさんに対しても批判せずに、今のありのままのその子が見えてくるし、今の子どもを尊重しようと思えるし、受け入れられるようにもなるような気がします。
不登校は頭で考えた方法では解決しないし、親の努力でも解決はしません。
不登校とは親にとっては『禅問答』なのです。
そこに合理的な答えはありません。
親の信実、真実、ほんとの姿、真心を出すしかない。
誰かに聞いたような解決法は一切役に立ちません。
たーさん
長い人生の間にはいくつか本気で取り組まないといけない課題が訪れます。自分のありようを見つめ直さなければならない時があると思うのです。
不登校を子どもの問題とせず、自分の今までのありようの問題ととらえ、子どもを変えようとせず、自分のありようを真摯に自分に問いかけてゆくなら、そこに新しい展開が開けてくるのではないでしょうか。
もっとイキイキ生きられるようになったり、もっともっと幸せに生きられるようになっていく・・、そんな展開が待っているのではないでしょうか。
いっぺんにうまくいかなくていいのです。
学んでいるのですから、そのままの自分を見つめることによって。
学んで、成長して、もっと幸せになっていく。
悪いことが起こっているのではありません。
より幸せになろうと動き始めているのです。
Posted by 長谷川 at 2012年09月21日 23:28
今の自分でいいんですよね。
人間だから、いろんな感情があったって当然なんですよね。
かっこつける必要はない。
すべてを知り尽くしたような立派な親でいる必要はない。
先生の言葉に、いつも救われます。ありがとうございます。
Posted by た~ at 2012年09月22日 14:11
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