岐阜県多治見市立滝呂小学校での講演会「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」
親学は子どもをよい子に、かしこい子に、強い子にするために学ぶものではありません。
親学は自分を見つめ直し、まず自分がそのままで幸せになっていこうとするものです。
自分が幸せになることによって、子どもも幸せに育っていく、健全に育っていく
でもそれはあくまでも副産物であり、間接的なものです。
直接的には自分自身の幸せを目的とするものです。
だからこそ子どもに恩着せがましくならなくて済むし、親の支配欲(子どもを思い通りにしようとする気持ち)からも自由でいられます。
自分自身の幸せを目的に、と書くと何か自己中心的な感じを受けられるかもしれませんが、本当は逆です。
みなさんが子どもにしてやれることで最大のものは、子どもが持ってきてくれた幸せや喜びをいっぱい受け取って幸せになることです。
家族仲良く、イキイキと毎日喜びを感じて、幸せをいっぱい感じて生きることが最も子どもにいい影響をあたえることになるのです。
まず自分が幸せになっていく。
時には子育てから解放される時間を持つのもいいし、家事を手抜きする時があってもいい。いい親じゃなくてもいいし、賢い親じゃなくてもいい。だけど、幸せな親であってほしい。
「子どもがいてくれて、私はこんなに幸せ。ありがとう。」
それは子どもが心から愛されている証拠。
そういう『幸せ』や『愛』に包まれて成長することほど、子どもにとって幸せなことはないのだと思います。
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