オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
「箸が転んでも腹が立つ」。その中学生の女の子は、先生に対しても家族に対しても不満だらけで、いつも反発していました。
スカートを長くしたり、学校帰りに喫茶店に寄ったり。校則に次々と違反しては叱られてばかり。
その子はその日、校則違反の罰として早朝登校するため、いつもより早く家を出ました。
夕方家に帰ると、玄関の下駄箱の上におまんじゅうが2つ置いてありました。
「今朝は~ちゃんが通らんかったけえ、風でもひいたんかと心配で、ゆうてな。毎朝、あの子に「おはよう」いうてもらうのが楽しみで待っとるのに、今日は1日が始まらん気がしてなあ、ゆうとっちゃったよ」と家のおばあちゃんが。
その子は登校する時に毎朝、橋のそばであいさつを交わすおばあさんの笑顔を思い出しました。
そのおばあさんは、家のおばあちゃんの知り合いで、それで心配しておまんじゅうを持ってきてくれたのです。
女の子はびっくりするのと照れくさいのとで、あわててそのおまんじゅうを持って二階に駆け上がりました。
制服のままいっぺんに頬張っていると、なぜか涙が止まらなくなって、堰を切ったように泣きました。
本当はさみしかったのです。
周囲に反発し、自分から背を向けていましたが・・。
そんな時だったからこそ、余計におばあさんの素朴な優しさがとてもうれしかった・・。
その女の子は大きくなって故郷を離れ、結婚しました。
今は2人の子どもに恵まれ、忙しくも幸せな日々を送っています。
反発し自分から孤独になって苦しんでいたあの時にもらったおまんじゅうの味は、今もずっと心の中で宝物のように残っています。
(読売新聞の記事より)
「(この出来事が)人っていいものだなと思える原点になりました」という言葉で締めくくられていました。
ちょうど、木枯らしの季節の出来事だったそうです。
「あなたの存在が私に喜びをもたらしてくれる。」
その思いが、人をあたためるのだと思います。
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