オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
どんなに泳げない子どもでも泳げるように指導する「水泳を教える名人」と呼ばれる人がいます。
5mしか泳げない女の子でも、2~3時間後には25m泳げるようになるそうです。
その方が指導のコツをこんなふうに仰っていました。
「みんな、泳げない子に、がんばれがんばれっていうけど、がんばったら力が入って体が沈んでしまう。そうではなくて、力を抜いて楽になったら、自然に体が浮く。まずは浮くことが大切。」
これって、何事にも言えるような気がしませんか?
日本人は、とかく無理してでも頑張るのが大好き。
でも、頑張りが逆効果になるときも。
家庭教師でも、なんとか子どもの成績を上げようと先生が頑張り過ぎると空回りしてしまったり、講演でも熱心に熱く語れば語るほど、聴いている方はしらけてしまったり・・、
頑張ればいいってもんじゃない。
もっと楽に、力を抜く方がうまくいくように思います。
子育ても頑張るんじゃなくて自然体でいく。
子どもにも頑張らせるんじゃなくて任せていく。
自然の流れに逆らわないことが大切・・。
頑張るはもともと「我を張る」から来た言葉だと言われています。
自分の思いを無理にでも通そうとして頑として譲らない、というのがもともとの意味だそうです。
子どもになんとか勉強させようと頑張ると、かえって逆効果になることが多いのも、我の思いを押しつけているからかもしれません。
何事も「こうしよう、ああしよう」と我意を出さずに、「まあ、なるようになるわ」と自然に任せて力を抜いていくのが、うまくいく秘訣かもしれません。
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