心の成長 その6(青年期前期)

長谷川満

長谷川満

テーマ:心の成長 

 「青年期」(18~29才)について

 思春期には自分を客観的に見るようになり、現実も見えてきます。「不完全な自分、不満足な自分」を抱えつつ、少しでもマシな自己イメージ(自我像)を持とうと、自分自身のキャラクターを模索します。
 そういう意味では思春期とは「キャラクター決め」の時期だとも言えます。思春期になると、自分を演じられるようになっており、自分で自分をつくるというか、演じるというか、そういうことができるようになります。
 これは自分を守る戦略である反面、自分を苦しめる原因でもあります。だから常に微調整や時にはモデルチェンジが必要です。

 そしてこのキャラクターが決まるのが大体18、9才ごろです。(キャラクターというのは性格、服装、考え方、好み、それら全部をひっくるめたその人のありようです。)
 キャラクターが決まると、精神的に落ち着いてきて、親に反抗することも少なくなります。

 ただ、うまく自分にあったキャラクターを決めれなかったりすることもあります。そうなると、引きこもったりすることもあります。(これだけが引きこもりの原因ではありません)これは、キャラクターが決まらないと不安や、対人関係での緊張が強くなるからです。しかもこれは親が決めたような借り物のキャラクターでは役に立ちません。子ども自身が自分の手で納得してキャラクターを築き上げなければなりません。

 そうして、なんとか自分のキャラクターが決まると、次はその自分をどう社会に位置づけしていくか、という青年期の課題「社会的自立の獲得」(自分と他者との調和)に入っていきます。





 子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
 http://www.hariat.co.jp/ksg/

 不登校でお悩みなら
 http://www.hariat.co.jp/ksg/futoukou.htm

 心が楽になる!親も子も幸せに成長していくヒントがいっぱい!
 ブログ「長谷川満の親学講座」
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/

 気づきがいっぱい!子育てコラム「あなたのままで100点満点」
 http://www.koushinococoro.com/magazine/kyouiku/hasegawa_100/


リンクをコピーしました

Mybestpro Members

長谷川満
専門家

長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

長谷川満プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

子どもの自信とやる気を引き出す教育のプロ

長谷川満プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼